4月24日(木)開かれた県立長崎東中学・高校の体育祭には、
中高合わせて約1200人が参加しました。
今年のテーマは
「新風伝東~そして、伝説へ~」。
長崎東の伝統を受け継ぎながらも、新たな体育祭をつくり上げていこうという思いが込められています。
これまでは9月に開いていた体育祭ですが、熱中症予防の観点から4月に実施することになり、練習期間わずか2週間で本番を迎えました。
中高30クラスを緑、赤、青、桃色、黄色の5チームに分け、長縄跳びやリレー、綱引きなどで競いました。
東高恒例の種目といえば…
重さ30kgの俵を頭の上で持ち上げる我慢比べ「Mr.東」!
パワーに自信のある男子高校生15人がエントリーしました。
誰が一番長く俵を持ち上げていられたかを競います。
団長たちも参戦!ひときわ気合が入っています。
青ブロック団長
野球部3年・尾上東吾くん:
「正直相手にならないんで、手加減してやろうかなと思っています。最短20分で」
桃ブロック団長
陸上部・東龍部3年・山田匠太朗くん
「優勝以外、見えてないです」
競技がスタートし、真剣なまなざしで俵を持ち上げた…と思いきや、なんと桃ブロック団長の山田くん、開始5秒で、脱落。
桃ブロック団長
陸上部・東龍部3年・山田匠太朗くん:
「善処しました…」
そのおよそ1分半後…尾上くんも脱落。
青ブロック団長
野球部3年・尾上東吾くん
「他の力持ちに花持たせてあげようかなと思って今回は手加減しました」
優勝し、Mr.東の座に輝いたのは、2分30秒近く持ち続けたラグビー部の2年生森虹之祐くんでした。
ラグビー部2年・森虹之祐くん:
「めっちゃうれしいです!やってやったぞ!って感じですね」
たくましい姿を見せたあとは…
高校1年生から3年生までがブロックごとに、宇宙や、戦国などテーマに沿った衣装に身を包んでダンス!
中学生も負けじと息ぴったりのダンスや掛け声を繰り出す「応援合戦」をみせました。
異彩を放っていたのは、長崎東の龍踊「東龍」。
桃ブロック団長
陸上部・東龍部3年・山田匠太朗くん:
「去年の先輩たちの演技を見て、僕たちも引き継いでいきたいと思って」
コロナ禍で途絶えていた「東龍」。
去年の3年生が後輩たちにつなげたいという強い思いで復活させました。
この日が3年生にとって最後の演技です。
見事な龍踊を見せ、モッテコーイの声が響き渡りました。
最後は場内を一周。会場からは大歓声が。
また一つ、伝統が紡がれた1日となりました。
東龍部:「東龍、最高!」