長崎市の新たなにぎわい創出拠点「つきまち長崎横丁」、通称「つき横」が開業しました。開業の舞台裏にカメラが密着しました。
25日午前10時、オープン1時間半前のメルカつきまち地下1階、つきまち長崎横丁の会場では、開業に向けて最後の準備が進められていました。
アンク・氏原直弥店主:
「メニューの看板を改訂したので付け替えていたところでした。お客さんが来て満足していただけるか、ドキドキしています」
CANDY・綾花さん:
「めちゃめちゃ緊張しています。いっぱい話して盛り上がれるようなお店にしていけたら良いなと思っています」
サイショのバンサン・林田太陽店長:
「わくわくが止まらない感じです。頑張りたいと思います。元気出して」
開業30分前には、近くの中央橋で、つきまち長崎横丁の開業を祝う鏡開きが行われ、道行く人に無料で日本酒が振る舞われました。
吉永龍司アナウンサー:
「開業まで20分となりました。メルカつきまちの地下1階に誕生するつきまち長崎横丁、お客さんを迎え入れる準備も現在最終段階となっています」
開業時間が近づくにつれ、メルカつきまち前には、多くの人が集まってきました。
そして開業の瞬間を迎えます。2020年から長崎市内各地で実証実験を重ねてきた横丁プロジェクトがついに、常設の「つきまち長崎横丁」として誕生しました。
吉永龍司アナウンサー:
「いま開業となりました。お客さんが続々と入店しています」
会場内は瞬く間にお客さんでいっぱいになりました。立ち飲み屋では、早速「昼飲み」が始まっていました。
男性客:
「めちゃくちゃ最高の雰囲気で、こういう所で飲みたかったのでずっと、来られて光栄です」
皆さん、おいしそうにビールを流し込んでいます。こちらのお店では、県産和牛の焼き肉も楽しめます。
女性客:
「活気があって良いと思います」
カップル:
「かんぱーい!長崎昼から飲める所はあまりないので、良いかなと思います。活気あふれる街になったらいいなと思います」
県産酒などを飲みながらお好み焼きや、長崎の新鮮な海鮮、あごだしラーメンなどを楽しめるほか、ライブレストランやスナックなどの飲食店も軒を連ねます。
つき横の特徴の1つは、築町市場の既存の14店舗と、新たに併設した10店舗の飲食店の融合です。市場と横丁をつなぐ「もってこいメシ」と呼ばれるシステムでは、日曜を除く営業日の午前11時半から午後5時まで、築町市場の鮮魚店やフルーツ店などで買った食べ物を1人3品まで持ち込み、横丁の食べ物や飲み物と共に楽しめます。(1フード・1ドリンク注文制)
こちらの市場の鮮魚店では、早速「もってこいメシ」用の商品を作って販売していました。
江副鮮魚店・江副ひとみさん:
「いつも(刺し身を)販売しているんですね、400円500円くらい、これを合計するとすぐ千円超えちゃうでしょ?だからちょっと枚数を減らして3点くらい入れて600円にしました。浜町がにぎわうようにと願っています」
こちらのフルーツ店でも、「もってこいメシ」におすすめの商品を並べています。
吉永龍司アナウンサー:
「ありがとうございます。購入しました~。もってこいメシのシールを貼っていただきました。これでお店に持ち込みが出来るということです」
フルーツ福山・福山あゆ子さん:
「うちのお薦めとしたら、『もってこいメシ』用に、食後のデザートとかを用意しています(市場と横丁)お互いにサポート出来ることがあったりとか、食べたり買い物していただいたりとか、そういうことが出来たら良いなと思っています」
「つき横」の営業時間は、午前11時半から午後10時まで。月曜定休ですが、月曜が祝日の場合と翌日が祝日の場合は営業します。
26日は、開店する午前11時半から先着300組にマグロの刺し身が無料提供されます。
古くから長崎の台所として栄えてきた築町に新たに誕生した食とコミュニケーションのランドマーク「つきまち長崎横丁」。長崎の街に、これからどんな活気とにぎわいを生み出せるのか注目です。