五島市消防本部は、7日(月)に発生した山火事がけさ「鎮火」したと発表しました。
出口太五島市長(50):
「これまで消防の皆様が懸命な消火活動を続けてきました。そして昨夜遅くに雨も降りました。こうしたことを受けまして、消防隊がけさ8時から熱画像装置を活用して、火災現場の落ち葉や灰の下の部分、土の部分を確認しましたところ、十分な湿り気があったため、午前9時半に山林火災は、再燃の恐れがない。鎮火したということを判断いたしました」
山火事は7日、五島市松山町で「何かを燃やしていたら火が山の方へ入りそう」と近くの事業所の関係者から119番通報があり、燃え広がりました。
五島市は7日(月)午後1時過ぎに松山町の924世帯1534人に避難指示を出し、17世帯38人が避難、午後6時に解除しました。
県の災害派遣要請を受けた陸上自衛隊のヘリや県の防災ヘリが上空からの散水を繰り返し、8日(火)午前8時に、これ以上、延焼の恐れのない「鎮圧」が発表されました。
約6万平方メートルの山林が焼けましたが、けが人や住宅などの被害はありません。五島市消防本部が引き続き出火原因を調べています。