7日午前、五島市で山火事が起きました。午後6時現在、消火活動が続き、周辺住民に避難指示が出されています。
五島市消防本部によりますと午前10時47分、五島市松山町の山林で「山の方へ火が入りそう」と男性から119番通報がありました。
消防車8台と消防隊35人、県の防災ヘリ1機が出動し、上空から散水するなどして消火活動に当たっています。
県は午後1時15分、災害警戒本部を設置し、大村駐屯地の陸上自衛隊第16普通科連隊に航空機による消火活動の支援を求める災害派遣要請を行いました。
また五島市は、松山町の924世帯1534人を対象に避難指示を出しました。松山住民センターと市の勤労福祉センターに避難所を設け、午後5時現在、松山住民センターに16世帯36人が避難しています。
(午後4時40分現在)県によりますと、午後1時すぎ、火は山の南側の住宅地約100メートル手前まで迫り、午後3時半現在、約6ヘクタールが焼けています。
五島署などによりますと、けが人などの報告は入っていません。
山火事を受け、県が開いた災害警戒本部連絡会議には警察や自衛隊などの関係機関が出席し、現状や対応について情報を共有しました。
大石知事は「まずは住民の安全が第一。安全確保を最優先してほしい」と指示を出しました。