3月21日から24日までの4日間全国高校選抜の女子ソフトボールが大村市で開かれました。県代表の長崎商業と向陽が地元での全国大会に臨みました。
大村市で開かれた全国高校選抜の女子ソフトボール競技には、48チームが出場。県予選で優勝した長崎商業と開催地枠として準優勝の向陽が県代表として臨みました。
3年ぶりに出場した第2代表の向陽の初戦は、滋賀県代表の比叡山です。
【向陽・溝口寛子監督】
「いつも通り練習した通りね。あとはしっかり上を向くこと、笑顔でしっかりプレーすること、もう楽しんでやって」
溝口寛子監督は、今月で退職するため最後の大会です。
2回に先制を許した向陽はその裏、この回先頭の4番・藤本のレフトへの当たりは、惜しくもファウルになりますが、フォアボールで出塁。
その後、6番・吉田のヒッティングやフォアボールなどでワンアウト満塁に!しかし、比叡山の左ピッチャーに2者連続三振に抑えられます。
向陽のピッチャー柏木は、7回を投げ被安打3、失点1。ランナーを背負いながらも落ち着いたピッチングで3回以降追加点を与えず、0対1で最終7回へ。
ワンアウト1塁の場面で、吉田が俊足を生かし、盗塁に成功すると、フォアボールやパスボールなどでワンアウト2塁、3塁に。バッターは・・・バント失敗でツーアウト。なおも2塁、3塁には、一打逆転のランナー。しかし、チャンスで1本が打てず、地元開催の全国大会で悔しい初戦敗退となりました。
【向陽3年・篠﨑柚陽主将】
「やっぱり地元開催でたくさんの応援の方が来てくださったので絶対に勝って次に進みたい気持ちだったが、1対0という結果で負けてしまったのでとても悔しいです」
【向陽3年・柏木仁美投手】
「最後の最後まで先生(溝口監督)は、どうにかして勝たせてあげようという気持ちで声掛けしてくださったので、恩返しができなくて悔しいです」「(県高総体では絶対優勝して、インターハイの切符をとってインターハイで日本一を目指せるように頑張ります」
3年連続12回目の出場の第1代表の長崎商業は、1回戦で福島県代表の帝京安積と対戦。
3回、9番・本田がセンターオーバーの当たりでツーベースへ。ワンアウト2塁3塁の場面で、送球の間にホームに生還し先制します。さらに、ワンアウト3塁で3番・小森がスクイズを決め2対0。4回にも1点を追加します。
先発でエースの隈部は、5回を投げ、7奪三振・被安打2の素晴らしいピッチング。
リリーフの北浦が残り2回を6人で抑え、帝京安積を3対0で下し2年ぶりの初戦突破です。
2回戦、新潟商業との商業高校同士の対決では、長商打線が爆発。
1回、ツーアウト2塁3塁で、5番・山領。
【長崎商業3年・山領紫苑選手】
「最近やっぱり打ててなくて、ちょっと落ち込んでいるところもあったが、引きつけることを意識して、返すことを意識しました」
タイムリースリーベースでまずは2点を奪います。
2回には、8番・本田。1番・神﨑。続く・吉田。満塁の場面では、8番・中村柚葉が走者一掃のタイムリーツーベース。この回、打者14人、一挙8点の猛攻!更に3回にも5点を追加し、15対0で3回コールド勝ちです。
【長崎商業3年・山領紫苑選手】
「みんながつないできたランナーとかを打てて良かったと思います」
【長崎商業3年・中村柚葉選手】
「1試合目と2試合目より、ピッチャーのスピードが早くなると思うので、ミート力でつなげていけたらいいなと思っています」
ベスト8進出を懸けた長崎商業の3回戦は、この大会2度の優勝経験がある岡山県代表の創志学園と対戦し、1対7で敗れました。
【長崎商業3年・安藤沙空主将】
「この大会で課題が出ると思うので、その課題をもう一度学校に帰って戻って、また改めてインターハイに向けて練習していきたいと思います」