高校女子ソフトボールの全国選抜大会が来年3月、大村市で開かれます。その出場権を懸けた県予選決勝を取材しました。
諫早市で開かれた県予選会には女子9チーム、男子4チームが出場しました。女子は、トーナメント戦で優勝したチームが第1代表として、開催地枠の第2代表決定戦を制した計2チームが全国大会に進みます。
女子決勝は、9月の県新人戦と同じカードとなりました。
リベンジに燃える向陽が…。
長崎商業に挑みます。
先攻の向陽は初回。1番・山口。ショートへの当たりで出塁すると、その後、ツーアウト2塁で、4番・1年生の藤本。レフト前ヒットでツーアウト3塁、1塁に。一打先制のチャンスで5番・泊。
ここは、長崎商業のエース隈部が抑えます。
長崎商業は2回。ツーアウト3塁で8番・中村柚葉。
【長崎商業2年8番34・中村柚葉選手】
「初球にストライクがきたら絶対打ってやると思って打席に入りました」
狙い通り初球をとらえ、センターオーバーのタイムリーツーベースで先制します。
さらに長崎商業は3回。ワンアウト2塁、3塁で4番・北浦のタイムリーで2人がかえり、3対0とリードを広げます。
追う向陽は、6回。この回先頭の1番・キャプテンの山口。
【向陽2年1番・山口結叶主将】
「絶対自分が出てやるって気持ちで立ちました」
レフトオーバーのツーベースヒット!ノーアウトで出塁します。
続く2番・湯浅がきっちり3塁に送ると、デッドボールなどでツーアウト1塁、3塁に。5番・泊の打球は…サード・小森が落ち着いてさばき、得点を与えません。
投げては、長崎商業のエース・隈部が4安打完封。
長崎商業が3対0で優勝し、3年連続17回目の全国選抜出場を決めました。
【優勝 長崎商業2年・安藤沙空主将】
「新人戦は1点しか取れなかった状況で今大会で3点取ることとが出来て良かったです」
【優勝 長崎商業2年・中村柚葉選手】
「うれしいです」「チャンスの場面がきたら絶対に自分がランナーを返すという気持ちで頑張りたいです」
【優勝 長崎商業2年・北浦柑奈選手】
「地元であるので地元優勝出来るようにもっと練習頑張っていきたいと思います」
「全国選抜頑張るぞ!おー」
【準優勝 向陽2年・山口結叶主将】
「きょうの悔しさを胸にでも切り替えて明日絶対に勝って第2代表を取りたいです」
向陽は、第2代表決定戦で、長崎女子に11対1で快勝し、全国切符を手にしました。
48チームが出場する女子の全国選抜大会は、来年3月21日(金)~24日(月)、大村市で開かれます。
一方、男子決勝は、大村工業が島原工業に7対0の6回コールド勝ちで優勝しました。来年3月、千葉県成田市で開かれる全国選抜大会に出場します。(3月22日~25日)