世界中で家にいながら軍艦島で「かくれんぼ」ができます。長崎市の観光名所グラバー園にも体験コーナーが設置されました。
12日に公開されたのは、世界で5億人以上が登録するオンラインゲーム「フォートナイト」の常設ステージ「GUNKANJIMA ARCHIVE」のアップデート版です。長崎市と軍艦島の保存・活用に取り組む団体「HERITAGE DATABANK」が新しい機能について説明しました。
1月20日に公開された第一弾では軍艦島の上空からの景色を眺めたり島のチェックポイントを巡ったりできましたが、12日に公開の第二弾では複数人で遊べるマルチプレイ機能や「かくれんぼ」、英訳などが加わりました。
HERITAGE DATABANK・家泉洋平さん:
「こちらのゲームをプレイすることによって長崎市に行ってみたいなとか、軍艦島に行ってみたいなと観光誘致みたいなことができればなと思っています」
長崎市世界遺産室・栗脇善朗室長:
「軍艦島のファンを増やしていくというのをフォートナイトを使ってできるんじゃないかなと。その対象が国内だけじゃなく、フォートナイトを使うことで海外にも発信していきたい、ファンを増やしていきたいと思っております」
またグラバー園内の旧三菱第2ドックハウス2階には、このゲームが体験できる常設コーナーが設置されました。グラバー園の入場料は必要ですが、無料で体験できます。
「GUNKANJIMA ARCHIVE」では、利用者数に応じてゲームの収益が長崎市の「端島整備基金」に積み立てられ、軍艦島の保存・整備に役立てられます。