大学生ならではの感性で作られたデザイン作品がズラリと並びます。活水女子大学生活デザイン学科の卒業制作展が始まりました。
県美術館で始まった「活水女子大学生活デザイン学科作品展」。4年生35人が手掛けた卒業制作約40点が展示されています。デザイン教育の一環で毎年開いていて今年で18回目です。
企画から運営まで全て学生が担う大学生活の集大成です。ファッションや建築・インテリアデザイン、グラフィックなどこれまで学んできた分野で「ユーザーに寄り添ったデザイン」を心がけ、1年以上かけて制作しました。
こちらは、松尾優奈さんが制作した「きもちふぉんと」。ひらがなをオリジナルの書体でうれしい気持ちや悲しい気持ちなどを表現しました。
活水女子大学4年・松尾優奈さん:
「例えば、『うれしいふぉんと』は(文字を)真っ黒にしてしまうと、どうしても重くなってしまうイメージがあったので、グラデーションをつけてみたりしした。LINEとかのやり取りでも気持ちがなかなか伝わらないことが多いなというのが私の中の悩みでもあったので、気持ちが伝わりやすいフォントを作って、感情を伝えやすくなったらいいなと思って作りました」
実行委員長の山口紫福さんは「長崎の新たな救命救急センター」を設計し、模型を作りました。
活水女子大学4年・実行委員長・山口紫福さん:
「窓を大きくして、(建物を)コの字にすることで、お互い、スタッフと患者が見守ることができるのがポイントですね。住む人の思いだったりとか、場所の問題解決もしっかり考えられる、寄り添えるような建築士になりたいと思っています」
作品展は入場は無料で、16日(日)までです。