【高校バレー】全九州選抜大会、決勝トーナメント進出の女子・西彼杵は準々決勝で鹿児島実業に惜敗

全九州選抜高校バレー大会は九州・沖縄８県から男女各４チームずつが出場し、予選リーグで激突。長崎県代表８チーム（男子：大村工業、佐世保南、長崎南山、西海学園、女子：西彼杵、聖和女子、創成館、長崎日大）のうち、女子１位代表の西彼杵が決勝トーナメントに進みました。

決勝トーナメント初戦の準々決勝。相手は、前日の予選リーグで熊本１位代表の熊本信愛を倒し、勢いのある鹿児島２位代表の鹿児島実業です。

序盤から流れをつかみたい西彼杵でしたが、鹿児島実業の多彩なバレーに苦しめられます。西彼杵のスパイクに対して、２枚ブロック。トスと見せかけて、意表をつくツーアタック。今年の春高バレーベスト１６の鹿児島実業を前に、１９対２５で第１セットを落とします。

後がない西彼杵は、第２セット。背番号４の２年生・髙見がレフトから力強いスパイクを決めると…負けじとキャプテンの田中もスパイクを決めます。全国優勝１５回の名将・井上博明監督の指導を受けたいと、西彼杵に入学してきた２年生たちの活躍で、２５対２１で第２セットを奪い返します。

そして、勝負が決まる第３セット。西彼杵史上初の春高出場を果たした３年生も後輩たちに声援を送る中、キャプテン・田中を中心にアタック。両者一歩も譲らない攻防が展開され、第３セット終盤、勝負所で相手に得点を重ねられ、あと一歩及ばなかった西彼杵。九州大会、準々決勝敗退です。

【西彼杵２年田中心主将】「絶対優勝すると思って来たけど、やっぱり練習から気持ちを出してなかったり、練習で厳しくやれてないところが試合で出てしまったと思うから、しっかり反省してもう一回やっていきたい」
【西彼杵井上博明監督】「まだ練習の実態も生活の実態見えない中に入ってきてくれた（現２年生の）５人がいるから、２年生が頑張って県新人戦も優勝できたのでもう少し頑張れれば。あとちょっと足りなかったですね」