離島から甲子園へ!その夢が叶いました。
今年春の選抜高校野球の選考委員会が行われ、
壱岐高校の「21世紀枠」での初出場が決まりました。
【岩本忠成アナウンサー・リポート】
「悲願達成の瞬間を見届け ようと野球部員と保護者が集まって来ました。
吉報を願うばかりです」
第97回選抜高校野球の「21世紀枠」には、全国9つの地区から推薦校が選ばれていて、
そのうち2校に出場権が与えられます。
きょう、大阪市で行われた選考委員会。
九州地区推薦校の壱岐は、吉報を待ちました。
【選抜選考委員会発表】
「選ばれた2校は、まず九州地区の壱岐高校」
【壱岐高校の反応】
「イエーイ!わー!!!」
壱岐高校野球部は、選手21人全員が島出身です。
去年秋の県大会では、甲子園に出場経験のある創成館、大崎に勝利し、
創部48年目にして初の九州大会出場。
秋の九州大会でも、熊本第一代表(専大熊本玉名)を下して
ベスト8に進出しました。
県勢の21世紀枠での選抜出場は初めて。
また、長崎の離島勢では、春・夏通して初の甲子園出場となります。
選考の理由として、「9校の中で多くの委員から評価が高く、一番目に選ばれた」、
「昨年秋の九州大会への進出自体が長崎県の離島勢としては快挙であり、100年に一度の奇跡として 島民の感動を呼んでいる」ことなどがあげられました。
【壱岐高校 坂本 徹 監督】
「まずはおめでとうございます。ちょっとホッとしたかな。
「選抜が決まったということで今度は選抜に照準を合わせてやっていくだけなので
今までやってきたことを変えずに、ただ気持ちの面々変わるかもしれんけども、
そこはチーム全員でぶつかっていけるように成長できるようにがんばって行きましょう」
【壱岐高校2年 浦川 脩吾 主将】
「高校に入ってから絶対甲子園に行こうと皆で約束してここまで来られて
甲子園に出場できることがうれしくて涙出ちゃいました」
【壱岐高校2年 岩本 篤弥 選手】
「壱岐から甲子園というのは自分たちの目標だけでなく
島民のみんなの願いだったので周りの人々の期待にも応えられて
とてもうれしいと思ってます。まずは甲子園で1勝を目標に頑張っていきたい」
長崎の高校野球の歴史に新たな1ページを刻む壱岐高校が挑む
第97回選抜高校野球大会は、3月7日(金)に組み合わせ抽選会が行われ、
3月18日(火)に開幕します。