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2024/12/13

AIを駆使した「スマートな養殖業」を高校生が学ぶ

高校生が最新技術を駆使したスマート水産業について学びました。

CAC新規事業開発本部・井場辰彦さん:
「このシマアジ、体長が何センチか分かりますか?」

産官学が連携し、高校生の学びの充実を図るため県教委などが取り組む「NEXT長崎人材育成事業」。10日、県立鶴洋高校では講師として招かれた東京のIT企業「CAC」と長崎市の養殖業者「昌陽水産」がAIを駆使した養殖業のスマート化について講演しました。

CAC新規事業開発本部・井場辰彦さん:
「画像からサイズを測るというのは人間にはなかなか難しいんですけど、AIが計算した結果、35.6センチの尾叉長という計算結果になっています」

「CAC」では、カメラの映像からAIがいけすの中の魚の数や大きさ、体重を測定する「魚体鑑定システム」を開発、研究しています。いけすの中の資産価値をデータとして算出することで、金融機関から融資を受けやすくするほか、魚に触れることが無いため、漁業者の手間や魚にかかるストレスの軽減につながります。

高校生:
「魚の養殖に興味があって話を聞いてたんですけどAIの技術を使って、写真だけで魚の体長とか体重とかをすぐに分かるようになっているのがすごいと思った」

CAC新規事業開発本部・井場辰彦さん:
「赤潮が来ている時、みたいな難しい時期は人間が判断しなきゃいけないとしても、気候が穏やかな時はAIに任せされるところは任せて、養殖業の担い手を増やすみたいな、作業を楽にするみたいなところまでつながればお役に立てるのかなと」

鶴洋高校のOBで、昌陽水産の長野陽司代表は、スマート化により養殖業の環境も大きく変わってきているとし、「若い力で長崎の水産業を盛り上げていこう」とエールを送りました。

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