26日(土)のちびっこくんちで「本踊」を奉納する長崎市の桐ノ木保育園です。
全員で「最後の舞台」に挑みます。47人の園児たちが出演する桐ノ木保育園は、1994年から「ちびっこくんち」に参加しています。今年で26回目ですが、来年3月で閉園となるため、今回が最後の出演です。
園児たちは、月に2回日本舞踊を習い、礼儀作法や日本文化に親しんでいます。本踊の振り付けと構成を担当したのは、花柳寿女太郎師匠です。
花柳寿女太郎師匠:
「集大成と考えまして、日本舞踊の代表曲として越後獅子を取り込んで」
今回の演目は、「桐ノ木(唱)」です。「本踊」を3つのパートに分けて披露します。
最初に登場するのは年長組の女の子5人。小さい太鼓を叩き、かわいい首振りで、見る人を虜にします。
2つ目のパートには、年中組の8人が登場。鈴がついた「あや竹」を上手に動かし、秋の空にきれいな鈴の音を響かせます。
3つ目のパートは、年長組の男の子9人が盛り上げます。紅白のさらしを、速く振ったり、ゆっくり振ったりして、日本の象徴、富士山を表現します。
もりはるきくん(年長・夢は新幹線運転手):
「(さらしは)タイミングが難しい。かっこいいところを見せたい」
きたりんかちゃん(年長・夢は医者):
「難しいです。太鼓を叩くタイミングです」
とうのおゆうかちゃん(年中・夢はアイス屋):
「くるくる回るとこ」
(Q.くるくる回る時はどんなことを考えているの?)
「まだ考えていない」
たけしたゆらくん(年少・夢は救急士):
「楽しかった。ママとパパ(に見てもらいたい)上手なところ」
桐ノ木保育園・長岡尚子園長:
「閉園になるので、本当に今年が最後のちびっこくんちになります、だから子どもたちの気持ちもひとしおじゃないかなと思います。今年は一番最後のトリということで、皆で一つになって、心一つになって皆で最後まできちんと踊って集大成を収めたい」
アンコールの所望踊りでは、0歳児を含む、園児全員に加え、先生たちも全員登場し、桐ノ木保育園の集大成を華々しく飾ります。
花柳寿女太郎先生:
「頑張って踊りましたので、拍手喝采でお願い致します。応援をですね」
桐ノ木保育園全員で、練習の成果と、これまでの感謝の気持ちを披露します。