後継者不足に悩む企業の経営者向けフォーラムが、長崎市で開かれました。
長崎北高校出身のフリーアナウンサー、森本智子さん(47)が司会を務めた「九州経営者フォーラム2024in長崎」には、県内企業の経営者ら約100人が参加しました。
フォーラムを主催するM&Aキャピタルパートナーズによりますと、県内企業の後継者不在率は59.6%で、全国で13番目に高く、長崎は事業承継の問題に直面しています。また、県内企業の社長の平均年齢は64.73歳で全国11位。九州8県で最も高い状況です。(全国平均63.76歳)
中村悟社長(M&Aキャピタルパートナーズ):
「残すべき事業、技術、雇用というもののを、子どもが継いでくれないばかりに潰してしまうのは、取引先とか社員に対して非常に可愛そうなこと、そこは選択肢として、違う力で会社、事業を残すことも経営者としては重要な選択肢になると思う」
フォーラムでは、佐々町に本社を置き、アイスクリームや冷凍食品の卸売りを行う佐々木冷菓の佐々木裕二副社長が、実際にM&Aを行った成功事例を語り、参加者は熱心に耳を傾けました。