10月をめどに見直される県内の最低賃金の議論が始まりました。
全国平均を100円以上、下回る長崎県。物価高が続く中、どこまで引き上げられるか注目です。
長崎県の最低賃金は現在時給898円で20年連続で上昇しています。去年の引き上げ額は過去最高の45円で、全国最低ランクを脱し、熊本や青森と並び下から4番目となりました。
一方、全国平均は1004円で去年初めて1000円を超え、長崎とは100円以上の差があります。
政府は2030年代半ばまでに1500円にする目標を掲げています。1日に始まった長崎地方最低賃金審議会では、労働者や使用者の代表らが県内の経済情勢や雇用状況などを調査・審議し、8月に長崎労働局に答申します。
連合長崎・岩永洋一事務局長:
「大幅な最低賃金のアップを目指していきたい」
長崎県経営者協会・峯下隆久専務理事:
「経営者の特に中小、零細企業ですけど、支払い能力を見た上でしっかり議論させていただきたい」
最低賃金の改正は10月初旬に行われる予定です。