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2024/09/08

観光客が増加!聖地宣言から5年 ”アジフライの聖地・松浦市"のいま

松浦市の「アジフライの聖地化」は、2019年の宣言からわずか5年で地域振興の柱として確立されました。日本一のアジの水揚げ量を誇るこの地域では、年間約15,000トンのアジが水揚げされ、その新鮮なアジを使ったアジフライが全国から注目されています。

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この取り組みの立役者は、2018年に市長に就任した友田吉泰市長。市長選挙の際に掲げたマニフェストの中で、松浦市の宝物であるアジを生かしてアジフライを売り出すことを提案しました。

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特に、地元の子どもたちに「松浦には何もない」と言わせないために、アジフライを松浦市の象徴とすることを目指しました。

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松浦市の道の駅「松浦海のふるさと館」では、休日になると多くの観光客が集まり、揚げたてのアジフライが飛ぶように売れています。横浜から訪れた観光客は、「平戸の友人に『松浦はアジの聖地だよ』と言われて訪れました」と語り、地元のアジフライの人気を実感しています。

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また、道の駅だけでなく、市内の飲食店でもアジフライを提供する店舗が増加し、現在では36軒が参加しています。

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松浦市今福町の「味楽きらく」は、アジフライマップの参加店舗の一つで、店長自らが毎朝釣り上げる一本釣りアジを使った定食を提供しています。この店の特製ニラソースをかけたアジフライは、サクサクとした食感とフワフワの食感が特徴で、多くのお客さんに愛されています。

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さらに、松浦市ではインバウンド観光客向けにアジフライを使ったイタリアンメニューも提供しています。志佐町「PASTA and PEZZA GIFT」のアジフライを乗せたパスタやピザは、地元の味を楽しめる新しいメニューとして人気を集めています。

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また、松浦市調川町にある水産会社「三陽」もアジフライの生産に力を入れ、国内外への販路を拡大しています。1日に約20万枚のアジフライを製造するこの工場では、品質の維持に細心の注意を払いながら、松浦アジフライの知名度向上に貢献しています。

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松浦市では、アジフライの調理に使われた廃油をバイオディーゼル燃料として再利用し、市の公用車の燃料として活用しています。この取り組みは、松浦市が2050年に温室効果ガス排出ゼロを目指す一環として進められています。

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友田市長は、「聖地化のカギはアジの水揚げ量の推移に注意を払いながら、地域の発展を目指していく」と語り、松浦市の未来を見据えています。アジフライを中心とした松浦市の街づくりは、今後も持続可能な取り組みを通じて進化し続けることでしょう。

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