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2024/07/15

降り続く雨で土砂災害相次ぐ 電柱倒壊で一時停電も

長崎県内は先週から雨が降り続き、14日は五島で線状降水帯が発生しました。長崎市内では崖崩れが相次ぎ、倒木で電柱が倒壊、一時停電も発生しました。

14日朝8時ごろの五島市。住宅の玄関先まで雨水が流れ込んでいます。上大津では14日午前7時42分までの1時間に85.5ミリの猛烈な雨が降り、7月の観測史上最大となる雨量を観測。気象台は午前7時47分、五島市に線状降水帯の発生を発表しました。

宇佐美武史記者:
「長崎市岩瀬道町では、崖が崩れ住宅の裏に流れ込んでいます」

長崎市岩瀬道町では住宅裏の法面が高さ約5メートル、幅約10メートルに渡って崩れました。

住人(60代):
「何十年も住んでいるけど、崖崩れも、木が折れたのも初めてです」

県によりますと、14日県内79カ所に開設された避難所には、最大59世帯71人が身を寄せました。

小栁亮雄記者:
「こちら、電柱が根元から折れてしまっていて、反対側の崖まで寄りかかっている状況です。辺りには電線などが散乱しています」

長崎市三原2丁目では14日午後9時40分ごろ、高さ7~8メートルの電柱が倒壊し道路を塞ぎました。近くの木が倒れ、電線に引っかかったことが原因と見られます。この影響で、周辺の約130戸が15日午前3時から約2時間にわたり停電しました。

付近住民:
「(昨夜)一回いきなり急に(電気が)切れてすぐその時は数分して戻ったんですけど、(未明に)急にまた停電が発生して、トイレの水とかも流れない状況があって、2時間くらいして多分復旧したような状況かなと思います」

倒れた電柱の撤去は15日午後0時半に終わり、通行止めは解除されました。

また高島町では15日午前7時40分ごろ、幅約30メートル、高さ約50メートル、奥行き約4メートルにわたって崖が崩れました。現在も県道高島線の一部が全面通行止めとなっています。人や建物への被害はありません。

牛島ひかりアナウンサー:
「西山2丁目では道路が大きく陥没しています。川に向かって雪崩れ込んでいるのが見てわかります」

通りかかった人:
「運転してなくてよかったと思いますよね。車で」

長崎市西山2丁目では15日午前11時半ごろ、「道路が陥没している」と通行人から警察に通報がありました。片側1車線の市の道路が約20メートルにわたって崩れ、土砂が横を流れる川に流れ込みました。

付近住民:
(Q.崩れた音は聞こえた?)
「雷と思ったんですよサッと砂がパッと落ちたんじゃないですかね」
(Q.予兆はあった?)
「(数日前)木が倒れて…。原因はそれではないか。木の根っこがザッと法面を外したんじゃないか」

現在も全面通行止めとなっています。

県によりますと、15日だけで県内で10件の土砂崩れが起きているということです。

15日の1時間に降った雨の量は長崎と諫早で34ミリ、平戸で26ミリ、長崎市脇岬で25.5ミリ、大村市で25ミリ。24時間雨量は長崎市脇岬で156ミリ、西海で141ミリと7月の観測史上最大を観測したほか、五島市上大津で287.5ミリ、福江で285ミリを観測しています。

気象台は、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあると注意を呼び掛けています。

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