大石知事は自身の後援会の政治資金収支報告書への記載をめぐる問題について、17日(水)に議会に説明する方向で調整していることが分かりました。
大石知事の後援会は、2022年の知事選期間中に江真奈美県議の後援会から286万円を借り入れていて、県議会で「政治倫理上問題がある」との指摘が上がっていました。知事は一時、6月末までに収支報告書の記載を「借入金」から「寄付」に訂正するとしていましたが、その後、「精査が必要」などとして対応を保留。最終日を迎えた10日の県議会でも訂正するかや精査の結果などについて、説明はありませんでした。
大石知事:
「引き続き精査を進めて、皆様方に少しでも早くお示しできるように努力を続けていきたいと思います」
知事は17日(水)に県議会の各派の代表者が集まる会議で説明し、会見を開く予定です。
また県は、国に防災や減災対策の予算確保を要望するため、16日(火)に予定されていた知事らの東京出張を中止することを決めました。
さらに22日(月)からスイスで開かれるNPT核拡散防止条約再検討会議の準備委員会についても、大石知事が出席予定でしたが、馬場副知事が代わりに出席することを決めました。議会の対応や、一連の問題の県民への説明責任など総合的に判断したとしています。