被爆体験者の支援に取り組む長崎県保険医協会は8月9日の岸田総理の長崎訪問に合わせ、全ての被爆体験者に被爆者健康手帳の交付を求める署名活動に取り組むと発表しました
。長崎県保険医協会・本田孝也会長(58):
「被爆体験者訴訟も9月9日に判決が降りるこの時期に、何とか判決を待たずして8月9日に岸田首相が長崎に来ますので、そこできちんと政治決着を付けて救済をしてほしいということで今回の署名となりました」
長崎県保険医協会は2021年に、被爆体験者に1日も早い被爆者の認定を求める2万筆の署名を集め、厚生労働省に提出しましたが、いまだ長崎での被爆体験者の救済には至っていません。署名用紙は県保険医協会の会員1850人の医療機関に設置します。
また全国の保険医協会に協力を要請し、長崎だけでなく全国から署名を集めるとしています。
7月末までに全ての被爆体験者に速やかに被爆者健康手帳の交付を求める署名を集め、8月9日に長崎を訪れる岸田総理大臣に直訴したいとしています。
本田孝也会長:
「広島では手帳あげて(被爆体験者の)話を聞いているのに長崎では(被爆体験者に)会ってもくれないっていうのはそれはあんまりだろう。もちろん手帳もなんですけど、その前にまず(被爆体験者の)声を聞いてほしい」
県保険医協会は前回2021年の2万筆を上回る10万筆の署名を集めたいとしています。