新型コロナの影響で整備から3年以上、利用されていなかった佐世保市浦頭地区の「クルーズセンター」に初めて国際クルーズ船が寄港しました。
佐世保市針尾北町の「佐世保クルーズセンター」に寄港したのは、イタリア船籍の国際クルーズ船「コスタ・セレーナ(総トン数約11万4200トン)」です。韓国人ら約1500人の客を乗せ、1日(土)午前9時に浦頭岸壁に着岸しました。
「佐世保クルーズセンター」は国や市、世界最大のクルーズ船運航会社「カーニバル社」が、約92億円をかけて整備した新たな国際クルーズ拠点です。当初は2020年4月に供用開始予定でしたが、コロナ禍でクルーズ船の運航が停止し、延期していました。
供用式典には、大石知事や宮島佐世保市長、県選出の国会議員、企業関係者らが出席しました。
大石知事:
「今回、浦頭地区に新たな国際クルーズ船の拠点ができるということで、これは佐世保だけでなく県北地域の振興に必ず寄与すると確信しています」
佐世保市はハウステンボスに近い浦頭岸壁と、中心部の三浦岸壁、2つの国際クルーズ拠点で観光客を呼び込みます。
宮島大典佐世保市長:
「ここは市街地から離れて、ハウステンボスなどに近い岸壁です。特色のある2つの岸壁それぞれの特色を生かしながらクルーズ船の誘致に努めていきたい」
6月は、コスタ・セレーナのほか9隻の国際クルーズ船が佐世保に寄港する予定です。26日には、三浦岸壁と浦頭岸壁双方に初めての「ダブル寄港」も予定されています。