見ていると、ギョッとします。橘湾で捕獲された珍しいウミウシが長崎ペンギン水族館で初めて展示されています。
牛島ひかりアナウンサー:
「長崎ペンギン水族館にペンギンじゃない、珍しい生き物がいるそうなんです!きょうはそれを確認してきます!行ってきます!」
長崎ペンギン水族館飼育展示課・魚類担当の岡部敬斗さんに案内してもらいました。
牛島アナ:
「これは何ですか一体!?クラゲのようなタコみたいな感じもしますけど…」
ペンギン水族館飼育展示課・岡部敬斗さん:
「こちらは『ヤマトメリベと』いうウミウシの仲間になります」
牛島アナ:
「ヤマトメリベ、初めて聞きました…」
岡部さん:
「そうですよね、本当に珍しいウミウシで、最大で50センチになるウミウシなんです」
「ヤマトメリベ」はウミウシの仲間で、メリベウミウシ科の一種です。現在の体長は約20センチ。最大で50センチほどまで成長します。日本近海に分布していて、通常は水深50メートル付近に生息していますが、地元の養殖業者が橘湾の海面に浮いているの見つけ、網で捕獲。岡部さんが連絡を受け、展示することになりました。特徴は、透明な体に見えるピンクの斑点模様と、頭巾と呼ばれる大きな口。エサとなる小さなエビを食べる時はその口を広げ、包み込むように飲み込んでいきます。
岡部さん:
「飼育が難しい種類になっていて、私たち飼育員も試行錯誤している状態で、見ているだけでもフワフワとしていて癒やされますし、飼育員の皆さんも図鑑でしか見たことないような珍しい生き物なので、ぜひ見ていただきたいですね」
飼育員も未知の生物「ヤマトメリベ」は長崎ペンギン水族館の1階で展示されています。