世界の政治や経済のリーダーらが世界規模の課題を話し合う「ダボス会議」の若者版とも呼ばれる国際会議「ワン・ヤング・ワールド」の分科会が国内で初めて被爆地長崎で開かれました。
「ヤングダボス会議」とも呼ばれる「ワン・ヤング・ワールド」は、世界190カ国以上から2000人以上の若者が一堂に会し、環境問題や紛争など国際課題について意見を交わす国際会議です。その分科会である「長崎ピース・プレナー・フォーラム」にはイランやウクライナなど戦争や紛争を経験した国など20カ国から約150人の若者が参加しました。
オープニングセレモニーでは、国連の中満泉事務次長が登壇し、次世代を担う若者たちに向けてメッセージを送りました。
国連・中満泉事務次長:
「活力的に異なる視点を持つ人々と対話する必要があります。たとえそれがあなたと真逆の立場の人であっても」午後には、若者たちが中満事務次長と直接対話する時間も設けられ、平和な社会の実現に向けて必要なことは何なのか意見が交わされました。
参加者:
「(中満事務次長と話せて)とても楽しかったしいろんな面で刺激を受けた」
参加者:
「本当の意味での平和とは何なのか学ぶことができた」
主催した「ワン・ヤング・ワールド長崎協議会」は、今後も定期的に長崎でフォーラムを開催していきたいとしています。