江戸時代の浮世絵師･葛飾北斎 超絶技巧の筆使い！｢北斎漫画｣展　長崎歴史文化博物館

江戸時代を代表する浮世絵師・葛飾北斎の「北斎漫画」展が長崎歴史文化博物館で開催中です。

４月６日から開催中の「浦上コレクション北斎漫画－驚異の眼・驚異の筆－」。

「北斎漫画」は葛飾北斎が弟子のために描いた絵の教科書で、明治１１年（１８７８年）までの６４年間に１５編が刊行されました。世界一の質と量を誇るとされる浦上満さんのコレクションから厳選した約２００点を展示しています。

長崎歴史文化博物館・大石美織さん：
「昆虫とか動物が描かれているものなどはアールヌーボーの作品にも影響を与えていたり、後の富嶽三十六景につながる元になっているような作品もこの中にありますので、そういったものを探しながらぜひ見ていっていただきたい」

細部にまでこだわった筆使いや、驚異の観察眼、大胆かつ緻密な表現力は圧巻です。中には長崎の五島を描いた作品も…。

大石美織さん：

「長崎が描かれているページ、７編が旅のガイドブック的な本になっています。もしかして（長崎に）来て、長崎で描いたりしたのかなと想像するのも楽しいです」

「浦上コレクション北斎漫画－驚異の眼・驚異の筆－」は５月２６日（日）までです。