長崎自動車と県交通局は、2022年から進める「長崎市域乗合バス事業共同経営計画」について、4月から新たに長崎市内4つの地区の運行を一元化するなどの認可を11日付で国交大臣に申請したと発表しました。
「長崎市域乗合バス事業共同経営計画」は、2022年度から東長崎地区、日見地区、滑石地区を計画区域として「まちなか周遊バス」の新規共同運行を含む事業(第1版)を実施しています。今回(第2版)新たに、本原地区と矢の平地区、目覚地区、立神地区を加えるなどの認可申請を行いました。
長崎バスと県営バスが重複する路線の「運行事業者を一元化」し、需給バランスを踏まえた「運行便数の適正化」や労働規制強化に対応する「最終便の繰り上げ」を行う計画です。
本原地区では、長崎バスの「新地中華街~三川町線」を廃止し、県営バスの運行に一元化します。
矢の平地区は、県営バスの「風頭線」を廃止し、長崎バスの運行に一元化します。
目覚地区は、長崎バスの「立山~目覚町~中央橋線」を廃止し、県営バスの運行に一元化。
立神地区は、昼間の時間帯、県営バスの浜平~立神線を長崎駅前発着に短縮し、運行を長崎バスに一元化します。
これによりそれぞれの区間で運行便数が減り、最終便は、概ね20分から3時間繰り上がります。
このほか共同運行する「まちなか周遊バス」の停車地に「長崎駅前東口」を追加し利便性の向上を図ることや、県営バスの「風頭線」が乗り入れていた「歴史文化博物館」「県美術館」「大波止ターミナル」の直通路線を廃止するなどの計画が盛り込まれています。
国交大臣の認可を経て4月1日(月)から実施する予定です。