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2023/01/12

空き家リノベしカフェ&交流スペースに!西海市西海町「HOGET」誰でも気軽に入れる交流拠点

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海と山に囲まれた西海市西海町にあるカフェ&交流スペース「HOGET」。2022年12月に開かれたオープン2周年を記念するイベントには地域の人が集まりにぎわいました。

訪れたお客さんは「楽しかった」「コミュニティの場として作っていただいたのがすごくうれしかった」と話します。

「HOGET」では、これまで「地域のお祭り」や「トークイベント」など多くのイベントを開催。人と人が交流する場所を提供してきました。代表を務めるのは山崎秀平(44)です。

「一番こだわっているのは敷居の低さ。とにかく入りやすいこと」

「HOGET」のある西海市西海町で生まれ育った山崎さん。福岡の大学を卒業後、地元に戻り家業を継ぎました。本業は「HOGET」の真向かいにある洋服やグッズに刺繍やプリントをする会社「山崎マーク」の2代目の社長です。忙しい日々を送る中、会社の目の前にあった空き家の活用法を考えていました。

「私たちが住んでる西海市で何かやりたいっていう時の場所がこれまでなかった。これをどうやって作ろうか悩んでいる時に会社で空き家の取得があり、これを活用して地域の拠点を作ろうと」

2020年9月、空き家のリノベーションをスタート。改築中には地域の人を集めてワークショップを開き、みんなで壁を塗り、みんなで床も張りました。

おすすめのカフェメニューをカフェ店員の武田美春さん(23)に聞きました。

「本日のキッシュがおすすめ。西海市産の具材と卵を使っている。手作りです」

どの年代が来ても楽しめるように新しくてもどこかホッとする空間作りにこだわりました。元の住宅にあった欄間や押し入れ、梁もそのまま生かしています。カフェの営業がない日はレンタルスペースとして地域の人が借りてセミナーや会合などで使ってもらっています。また、山崎さんの本業を生かしたサービスとして本社にあった布や皮などにプリントがきる大型プリンターを設置。写真データがあれば、約20分でキャンバスにプリントが出来ます。

「HOGET」には西海市の魅力を伝える会社も入居しています。

「私たちは西海市に45軒ほどある農林漁業体験民宿を紹介しお客様や修学旅行生を入れるための事務局です」と話すのは「山と海の郷さいかい」の橋本ゆうきさん。山崎さん、橋本さん2人ともに「移住のコンシェルジュ」としても活動。「HOGET」は移住相談の受け皿にもなっています。

2022年12月の2周年記念イベントでは飲食店をはじめ地域の人たちが出店しました。

西海市のカレー店の人は「西海市を盛り上げようと頑張っている方たちがいるなと協力したかった」、諫早市の団子店の人は「地域を盛り上げようというところは共通点なので呼ばれた時にはすぐにやりますと」、地元グループ「おやじの会」の人は「地元の人が集まってワイワイできるような場所になっていけばな」と話しました。

人気だった50円の綿菓子を作っていたのは地元の郵便局長です。西海郵便局長は「ご家族みんなで盛り上がれる場所があるのはとてもいいことだと思う」と話します。

「HOGET」という店名は?

「西海市にはこういう石鍋を製作する遺跡(平安時代末~中世)がたくさんあり代表的な遺跡に『ホゲット石鍋製作遺跡』があって、その名前を取らせていただきました」と話す山崎さん。

石鍋の遺跡を店名にした理由は……

「一言でいうと器(=石鍋)なのでHOGETは多様なものを受け止める場所。最高な場所なので、たくさんの人に来ていただきたい。みんなが楽しめる場を私自身が楽しめる場をいかにつくっていくかを目標にHOGETを運営していきたい」

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