GMOへの不正アクセスを巡り、攻撃側が個人情報とみられる1人の情報をインターネット上に公開しました。今後を専門家に聞きました。
■GMO攻撃者側サイトに“個人情報”
27日昼すぎ、インターネット上に公開されたメッセージ。
攻撃者側が公開したとみられるサイト 「我々はすでに午後12時(正午)を期限として提示したが、GMOは交渉に一切応じていない」
書かれていたのは特定の人物の個人情報です。
攻撃者側が公開したとみられるサイト 「この情報は、インターネット全体、および当該関係者の知人らに対して公開される」
■GMO「要求には応じない」
GMOインターネットグループが何者かに不正アクセスを受けた問題。
攻撃者側は各国の通貨を取引するサービスのサーバーに不正アクセスし、顧客の口座を乗っ取り、勝手に取引を行っていました。
さらに、GMOに対して27日正午までに身代金100万ドル、1億5000万円余りを支払うように要求したとみられています。
GMOインターネットグループHPから 「攻撃者とみられる者から、お客様の情報の公開とランサムウェア攻撃を行うとの予告を受けています。当社は、攻撃者からの要求には応じません」
迎えた正午。被害を訴える顧客の一人に話を聞きました。
被害に遭った顧客 「(Q.(攻撃者側から)なにか動きは?)メールなどは特に届いていない。GMO側が身代金を払うことはないと分かっていたので、犯人(攻撃者)側からのメールが来たりするのかなとは思っていた」
攻撃者とみられる何者かは「サイトに載せる」という形を取ったようです。
公開されたメッセージには真偽不明の個人情報が掲載されるとともに…。
攻撃者側が公開したとみられるサイト 「GMOはいまだに我々の要求を拒否し、責任を回避しようとしている」
今後も毎日正午に分析が完了した情報から順次公開していくこと、100万ドルを支払えば「直ちに、そして永久に活動を停止する」ことなどが記されています。
影響を受けた可能性があるサーバーは2万件以上。専門家は…。
サイバーセキュリティーに詳しいIIJ技術統括部長 堂前清隆さん 「過去に発生した“情報漏洩(ろうえい)事件”でも、犯人(攻撃者側)がタイミングを見て少しずつ情報を漏洩させていくということはあった」
そのうえで、私たちに呼び掛けるのは…。
サイバーセキュリティーに詳しいIIJ技術統括部長 堂前清隆さん 「皆さんは決して、公開された情報を見ないようにお願いします。公開された情報にさらに“罠”が仕掛けられているケースがあるとか、皆さんが大騒ぎすることによって犯人側の脅迫の威力が増してしまうということがあるので、公開された個人情報は見ない」
GMOもサイトにアクセスした人の情報は攻撃者に取得されていることが確認されていると警告。そのうえで、情報の不正な公開・拡散を控えるように求めています。
今回の問題を受け、政府は…。
木原官房長官 「国民の財産等に被害が及ぶ恐れがあるものと認識をしており、これは極めて深刻に受け止めております。このような卑劣な行為は断じて許されるものではありません」