不正アクセスを受け運転免許証の画像などが流出した、カーシェアリングサービスのタイムズカーは23日、一人当たり3000円のお見舞金を支払うと発表しました。ただ、その金額などを巡って被害者からは怒りの声も出ています。
■再交付など費用「到底足りず」
「ちょっとおかしいでしょと思います」 「免許センターの(再交付)費用とか、いろいろ交通費とか諸々とか考えたら到底足りません。この3000円配ることによって問題を解決したと。『もうこれで終わり』みたいなことをしているんじゃないかという印象」
タイムズカーを運営するパーク24から、突然送られてきた“運転免許証の画像流出”を伝えるメール。男性は自身の情報を守るため、会社で半日休暇を取って、すぐ免許の再交付に行きました。
そこには30人ほどが待機していて、交通費を含めて総額5540円がかかったといいます。
男性は発覚当時、コールセンターに電話して、実費を負担してもらえないか問い合わせましたが…。
「現段階では『補償しない』というところで。(領収書は)『取っておけ』とも言わないし、『捨てていいです』とも言わないで、『ご自分で考えてください』みたいな。さすがに(費用が)出ないってなったら、おかしいですよね」
■被害者ら集団訴訟へ
別の被害者は、免許の再交付に加えて、JICCやCICと呼ばれる信用情報機関に連絡しました。
ここは金融機関が個人にお金を貸したり、クレジットカードを作ったりする際に情報を照会しますが、手数料を払うことで第三者による悪用を未然に防いでくれます。しかし、その費用も被害者持ちです。
「精神的に何もしない状態というのが、負担よりも心配が優先をして、自分で調べて行動を取った。最低限、今回の対策で発生した免許証の再交付費用と、信用情報管理機関への本人申告コメント登録料は負担してくれたら」
タイムズカーの運営会社は、免許証画像などの漏洩(ろうえい)が確認されたおよそ146万件の会員などを対象に、3000円相当の「現金」または「金券」を渡すと発表しています。
「漏洩した情報の内容や想定されるリスクを踏まえて、お見舞金の対象者を決定しました」
一方、被害者から相談を受けている牧野弁護士は「見舞金の金額は不十分」だとして、集団提訴する意向を明らかにしました。
■FX取引を“ハッキング”か
サイバー攻撃の脅威は止まりません。
「被害としては600万円以上。最初はパニックでした。絶望というか」
神奈川県内に住む44歳の会社員。21日の夕方、FXの取引口座が乗っ取られ、意に反した売買が行われたといいます。
狙われたとみられるのは、FX取引に使うサーバーで、GMOインターネットグループが提供しています。男性はGMOに問い合わせましたが…。
「(Q.補償については?)こういう事例がないし、全く未知数ですよね」
GMOは被害金額について「確認できるものがなく、詳細について調査中」としています。
(「グッド!モーニング」2026年10月24日放送分より)