
事実上の封鎖が続くホルムズ海峡の代替ルートであるバブエルマンデブ海峡に位置する要衝の島を親イラン武装組織「フーシ派」が制圧しました。
ロイター通信は11日、フーシ派が紅海の南に位置するバブエルマンデブ海峡に浮かぶぺリム島を制圧したと報じました。
また、ぺリム島だけでなく、イエメン側にある町ズバーブも制圧したと伝えています。
フーシ派は10日、紅海に面した港湾都市のモカを制圧していて、これまでイエメンの政府軍が管理していた地域に対する攻勢を強めています。
バブエルマンデブ海峡での安全な航行に懸念が高まるなか、フーシ派は声明で「サウジアラビア以外の船舶の航行は安全だ」主張しています。
バブエルマンデブ海峡は、イランとアメリカの戦闘で両国が事実上の封鎖措置をしているホルムズ海峡に代わる重要な輸送ルートです。
バブエルマンデブ海峡の中央に位置するぺリム島にはこれまでサウジアラビアの支援を受けたイエメン政府軍が駐留していました。
こうしたなか、アメリカのニュースサイト「アクシオス」によりますと、サウジアラビアのムハンマド皇太子は10日、アメリカのトランプ大統領に対し、紅海の要衝に迫っていたフーシ派に対する空爆を要請していたということです。
しかし、トランプ大統領は要請を断ったと伝えています。