得票数が同じとなり、最後の当選者がくじ引きで決まった6月14日投開票の南島原市議会議員選挙。
落選した候補者が当選の効力に関する審査申し立てを行い、4日、県の選挙管理委員会が無効票を再点検しました。
永池充宏さん(70):「はっきりさせていただければという思いです」こう話すのは、前南島原市議で、6月14日に投開票された南島原市議選で落選した永池充宏さん(70)です。
市議選には、定数17に対し19人が出馬。
永池さんは、再選を目指して立候補し、838票を獲得しましたが、新人の小田原文氏(45)と最後の1議席をめぐって得票数が並び、公職選挙法に基づくくじ引きの結果、落選しました。
永池充宏さん(70):「無効票の中に『ながいけ』と読み取れるような票があったという話を複数いただきましたので、やはりそこは大事な一票ですので、確認をさせていただきたいという思いで今回、異議申し立てしております」
市議選のあとの6月22日、永池さんは、小田原氏の当選無効を求めて市の選管に異議を申し立てましたが、選管は「得票数の算定に違法があったとは認められない」などとして7月13日付で棄却しました。
永池さんはこれを不服とし、県の選管に審査を申し立て、県選管は、協議の結果、4日に南島原市で、無効票225票の再点検を行いました。
一方、小田原議員は、4日の南島原市議会で、初めて一般質問に臨みました。
小田原文議員(45):「時間もすごくかけて立会人の方含めて審査されていたように思いますので、私としては南島原の選挙管理委員会の開票を信じるというか、そういった形で受け止めています。
きょう、私としては初めての一般質問なので再審査よりそちらに注力したい」無効票の再点検は、県選管の職員ら6人が約1時間かけて非公開で行いました。
県選管は、永池氏と小田原氏双方の有効と判断される可能性がゼロではない票のコピーを持ち帰り、今後判断するとしています。
県選挙管理委員会・渡邊敏則委員長:「今回の確認した事項を持ち帰って委員会の中で慎重に審議したい」
永池充宏さん(70):「市議会議員になった場合は、努力を重ねていくべきだろう。今回は強く、有権者お一人お一人の一票の重さを痛感をさせられた選挙だった」
県選管が無効票の再点検を行ったのは2011年4月の県議選以来、約15年ぶりだということです。