NPT(核拡散防止条約)の再検討会議がアメリカ・ニューヨークの国連本部で開幕しました。全会一致が必要な「成果文書」を採択できるかが焦点です。
グテーレス事務総長 「今こそ平和への唯一の道として、軍縮と不拡散に改めて取り組むべき時だ」
NPT再検討会議は原則5年ごとに191の国と地域が参加して核軍縮の方向性について議論するもので、27日、被爆者らが傍聴するなかで開幕しました。
冒頭、イランの副議長選出を巡ってアメリカが「条約違反の国が指導的役割を担うのはNPTへの侮辱だ」と異議を申し立ててイギリスなどが賛同すると、イランは「根拠がない」として拒否し、ロシアは「政治的な攻撃だ」と反論して紛糾しました。
過去2回の会議では成果を示す「最終文書」を採択できず、NPTの形骸化が懸念されていて、国連外交筋は「状況はこれまで以上に厳しいが、立場が違うなかで一致点を見いだしたい」と口にしています。
会議は来月22日まで約1カ月間で、日本からは国光外務副大臣が演説し、被爆者も登壇して核廃絶を訴える予定です。