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2026/3/31(火) 19:10

冬眠明けの“絶食クマ”は興奮状態で危険

  • #社会

 3日連続で冬眠明けのクマが目撃されています。去年、大量に出没したことでこの春、クマが増える傾向に。環境大臣が注意を呼び掛ける事態となっています。

■興奮状態の“絶食クマ”に注意

 クマが冬眠から目覚める春。すでに各地で目撃が相次いでいます。

 石川県では、30日までに3日間連続で冬眠明けのクマが確認されています。

石川県ブナオ山観察舎 中田勝之さん 「500メートル離れた対岸のブナオ山を観察する施設でクマが確認された。クマがのそのそ動いている状態を確認した」

 餌(えさ)を探しているのでしょうか。山の斜面に鼻を近付けて物色しています。

石川県ブナオ山観察舎 中田勝之さん 「地面をゆっくりと動いている。その中で手近な木に登る姿も見られたり、地面に生えているアザミやカタクリ、植物と思われる葉っぱを食べたりする姿が見られた。おなかがすいていると思う。ただまだ冬眠あけなのでおそらくはボーッとしている感じがある。動いた後は少し寝る姿も見られる」    長い冬を越えて巣穴から出てきたクマ。春になり、人里から近い場所でも活動を始めています。

 31日、石原環境大臣は“冬眠明けのクマ”に十分注意するよう国民に呼び掛けました。

石原宏高環境大臣 「すでに各地でクマの目撃情報が相次いでいる。今後、冬眠から目覚めたクマの出没が予想される。特に令和5(2023)年の秋にクマが大量出没した際、翌年の春には出没が増える傾向がみられた」    去年の秋も市街地や人里でクマが相次いで出没。つまり今年の春も出没が増える傾向があるということです。

 関東では29日、親子とみられるクマの目撃情報も出ています。

 栃木県那須塩原市では、調整池がある公園に面する道路でクマ3頭が目撃されました。

 冬眠明けのクマは、実際どのような行動をするのでしょうか。Jチャンネルの取材班は31日、ヒグマを飼育する施設へ。

 頑丈な扉を開けて中へ入ります。さらに、二重の扉の先には鉄格子の獣舎が。

ベア・マウンテン 坂出勝園長 「これがミット。うちで一番大きなクマ。体重360キロ。冬ごもり前は400キロを超えていた」    北海道の「ベア・マウンテン」では、ヒグマを11頭飼育。去年12月からおよそ3カ月にわたり、ヒグマたちはこの獣舎で冬眠していました。

 冬眠の最中に目覚めて、わらをほぐしている様子を捉えた映像です。

ベア・マウンテン 坂出勝園長 「餌をくれと扉をたたいている」

 オリの中から餌をせがんでいるといいます。立ち上がりこちらの様子をうかがっています。

ベア・マウンテン 坂出勝園長 「(餌の)においを嗅いだ段階で扉をたたいたり揺らしたり餌が早く欲しいという個体が多かった」

 3カ月間、何も食べていなかったため、“飢えた状態”だといいます。

ベア・マウンテン 坂出勝園長 「興奮状態。あれを見ると(もし)野生のクマが興奮状態で近付いてきたら怖い」

 冬眠の間に体重は平均60キロほど減るとのことです。

ベア・マウンテン 坂出勝園長 「野生のクマも冬ごもりから明けて食べたくて仕方ない状態」  去年、市街地に現れたクマは春先にも餌を求めて再び人里にやってくる恐れがあると警鐘を鳴らしています。

ベア・マウンテン 坂出勝園長 「街中に出た経験があるクマは(春に)街中に出る可能性も出てくる。生ごみを夜の間に出さないようにしないとクマを寄せてしまうこともあるので十分に注意しないと危ない」    春を迎えた今から、クマを寄せ付けない対策を取るべきと呼び掛けています。

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