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2026/2/5(木) 19:59

どうなる?都内屈指の激戦 東京11区 残る“裏金問題”野党は追及

  • #政治

 投開票まであと3日、舞台は裏金問題で揺れる激戦の東京11区です。復活を狙う自民のベテランを野党は激しく追及しています。

■どうなる?都内屈指の激戦区

 下町風情が漂う東京・板橋区。東京11区は今回、首都圏の選挙区として最多に並ぶ7人が立候補している激戦区です。

 9期28年にわたって当選を続け、安倍政権時には文部科学大臣を務めた自民党の下村博文候補(71)。

自民党 元 下村博文候補 「皆さん、ありがとうございます」

 第一声は支援者への感謝の言葉。政治資金収支報告書に不記載があった、いわゆる「裏金問題」で辛酸をなめたことが関係していました。

自民党 元 下村博文候補 「初めて浪人となったこの1年3カ月、1人で電車に乗り1人で歩き、1人で皆さんのところにお会いするなかで、私は本当にまだ恩返しができていない」

 裏金問題で1年間の党員資格停止処分を受けた下村候補。無所属で出馬した前回は逆風に直面し、初めて議席を失いました。

 再び自民党の公認を受けての出馬となる今回の衆院選。有権者の受け止めは様々です。

東京11区の有権者 「政治の世界では1回みそぎが済めばもうそれで終わりで、それもちょっとどうなのかな」 「公的な判断は下りているんだから、そんなこといつまでも引きずる問題ではない」

 自民党は裏金問題で処分を受けた議員の公認や比例の重複立候補を容認する理由について、こう説明しています。

高市総裁 「検察による捜査を受け、そしてまた外部の弁護士を交えた聞き取り調査も受け、そして当事者自身が会見で説明し、国会の政倫審で説明された人もいる。前回、不記載があった議員についても、ぜひ働く機会をあたえてやっていただきたい」

 下村候補は高市政権が提唱する経済政策をさらに推し進める必要があると訴えます。

自民党 元 下村博文候補 「大胆な積極財政。色んな分野において、世界で日本の企業がもう一度、成長発展する」

■公明党の組織的な応援

 その下村候補を前回の衆院選で破った中道改革連合の阿久津幸彦候補(69)。

中道改革連合 前 阿久津幸彦候補 「実は私、阿久津幸彦、JR板橋駅からすぐ近くの都立北園高校の出身なんですね」

 衆院選に出馬するのは11回目ですが、東京11区から出馬するのは今回で3回目。地域とのつながりをアピールし、前回に続いて2選を目指します。

 掲げるのは「汚い政治はまっぴらだ」というスローガンです。

中道改革連合 前 阿久津幸彦候補 「旧統一教会の問題も、そして、あの裏金の問題も、ここ板橋ではまだ解決してないのではないでしょうか。汚い政治に決着をつけるのが今回の選挙だと考えております」

 中道改革連合として臨む初めての選挙戦。前回と異なっているのは公明党の組織的な応援です。

公明党 鎌田悦子都議 「皆さん、よろしくお願いします」

 生活者ファーストの政策を確実に行うことが政治の信頼回復に必要だと訴えます。

中道改革連合 前 阿久津幸彦候補 「消費税率、食料品の消費税率をゼロにします。いつから、この秋からやらせていただきます。いつまで、1年や2年ではありません。ずっと継続してこれをやらせていただく」

日本維新の会 新 大豆生田実候補(60) 「歩いて歩いて歩き抜く選挙戦」

 日本維新の会から出馬している大豆生田候補。栃木県足利市の市長を務めた経験もあり、東京11区で出馬するのは前回に続いて2回目。その理由が…。

日本維新の会 新 大豆生田実候補 「裏金政治、旧統一教会問題、これに義憤を感じ、政治活動を再開した」

 ただ、初めて与党となった今回は…。

日本維新の会 新 大豆生田実候補 「私もやりづらくはなっている。裏金と旧統一教会問題はまだ懸案事項として残りながらも国民の生活はそれだけじゃない」

 訴える内容は物価高対策です。

日本維新の会 新 大豆生田実候補 「食料品の消費税2年間カット。これを今回の公約の目玉として申し上げている」

■残る“裏金問題”野党は追及

国民民主党 新 高沢一基候補(51) 「国民民主党の高沢一基です」

 板橋を象徴するハッピーロード大山商店街で街頭演説を行うのは国民民主党の高沢候補。

国民民主党 新 高沢一基候補 「(下村候補は)前回選挙に出た時は無所属だから、それで国民の審判を受けたのかというと疑問もある。今回の選挙で有権者にその点についても判断してほしい」

 前職は4期14年にわたって務めた板橋区議。

国民民主党 新 高沢一基候補 「急な選挙だったので、準備を現実的にできるか心配で。地元の皆さんがいるおかげで事務所守ってもらったり」

 手取りを増やすには、さらなる政策が必要だと訴えます。

国民民主党 新 高沢一基候補 「基礎控除等が178万円まで上がって所得税減税になった。住民税はまだ低いままなので、住民税も所得税と同じ控除178万円まで上げて減税をしていきましょう」

 裏金問題を厳しく追及する姿勢を見せるのは日本共産党の新人・横手海人候補(29)。

日本共産党 新 横手海人候補 「東京11区、自民党が裏金議員を公認で立候補させている。しかもなんと比例区での重複候補です。裏金を絶対に許しません」

 新潟県出身の29歳。中学3年生の時に経験したのが東日本大震災でした。

日本共産党 新 横手海人候補 「福島第一原発から漏れた放射線の存在、隣町の柏崎刈羽原発の存在におびえていました」

 原発問題への関心が政治活動の原点だといいます。

日本共産党 新 横手海人候補 「裏金政治、金権腐敗政治は許さない。自民党政治は終わらせないといけない」

 参政党から出馬するのは新人の松方恵美候補(52)。初めての選挙戦、すかさず有権者のもとに駆け寄ってあいさつします。

参政党 新 松方恵美候補 「小学校6年生の娘を育てる普通の母親です。私は団塊ジュニア世代。失われた30年間の最大の被害者である世代」

 現在は52歳。将来世代への負担の危機感から出馬を決めたと言います。

参政党 新 松方恵美候補 「失われた30年を40年にしてはならない。子どもたちの代に引き継がせるわけにはいかない」

 母親目線で訴えるのは子どもたちへの食育政策です。

参政党 新 松方恵美候補 「子ども達には安心安全な食べものをおなかいっぱい食べてほしい。参政党は地産地消のオーガニック給食を進めて参りたい」

 東京11区では他にも桑島康文候補(64)が立候補しています。自民、中道の2人に新人5人が挑みます。

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