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2026/1/25(日) 07:11

62歳元教師が温泉旅館でリゾートバイト初挑戦 新たな夢も「いつか妻も一緒に」

  • #経済

 観光地などで住み込みながら働くリゾートバイト。今、定年を迎えた世代からも人気となっている。番組では初めてリゾートバイトに挑戦する男性を取材した。

■定年退職を機にリゾートバイト初挑戦

 伊豆半島の南東部にある静岡県下田市。エメラルドグリーンの海と白い砂浜。そして、日本一の水揚げ量を誇るキンメダイは下田自慢の海の幸だ。そんな下田市は豊富な湯量を誇る温泉も有名で、今回の主人公は温泉旅館で働いている鈴木秀朗さん(62)。

鈴木さん 「リゾートバイトで1カ月ちょっと前から始めています」 「(Q.前職は何をしていた?)前職は教員をやっていました」

 去年3月まで静岡県内の高校で数学を教えていた鈴木さん。定年退職を機に、リゾートバイトに初挑戦している。そんな鈴木さんの一日に密着した。

 朝7時15分、旅館の近くにある寮から出勤。鈴木さんの主な仕事は売店での販売業務だ。

鈴木さん 「5600円のお返しです。ペットボトルはどういたしましょうね。車を回していただけますか?ではお運びしますのでね」

 コミュニケーションは得意だという鈴木さん。

鈴木さん 「お客様とお話ししたりするのは生徒とお話をしたり、保護者の方とお話をしたりと、そんなに大きく違わないので慣れているような部分はある」

 しかし、慣れない仕事でミスが出ることも…。

鈴木さん 「ちょっと待ってもらっても大丈夫?」

 突然、走り出した鈴木さん、一体、何があったのか。前日に受け付けた配送伝票の控えを宿泊者に渡し忘れてしまったという。

鈴木さん 「お渡しするのを忘れておりまして…ありがとうございました。すみませんでした」

 慣れない仕事に戸惑う場面も。そして、午前11時からは3時間の昼休憩。その後は午後6時まで働き、一日の勤務は終了。ここからが鈴木さんにとって癒しのひと時。

鈴木さん 「温泉に毎日入れるというのは、もうそれだけでも価値がありますよね。とってもいいお風呂なので毎日うれしいですね」

 寮の家賃やまかないは無料で、給料は1カ月およそ20万円だという。

 そして、リゾートバイトの醍醐味といえば休日。鈴木さんは下田の自然を満喫。波の浸食によって作られた自然の洞窟、龍宮窟。さらに、南伊豆の新鮮な魚と自家製野菜が味わえる店では、天ぷら&刺身定食をオーダー。

鈴木さん 「おいしそうだね。サクサクでおいしい。ニンジンだよね。甘い」 「お刺身もおいしいです」

■なぜリゾートバイトに挑戦?

 そんな鈴木さんは、なぜリゾートバイトに挑戦しようと思ったのか。

鈴木さん 「(Q.なぜリゾートバイトに挑戦した?)39年も続けてきた教師をまたこの先も続けていって、そのうちに体が動かなくなってきてというと、ちょっとそれも違うかなと。今決心して、違ったことにチャレンジした方がいいかなと」

 22歳で高校教師となった鈴木さん。26歳で結婚し、双子の父親となった。仕事にも、家庭にも全力で向き合ってきた鈴木さん。定年後も65歳まで教師として働くことができたというが…。

鈴木さん 「進路指導・就職指導なんかやっていて、子どもたちには自分の特性とか何を大事にしたいのかで仕事をうまく見つけなさいというような指導してきたんですが、いざ自分のこととなると正直ちっとも決められなくて」

 第二の人生をどう過ごすべきなのか…。鈴木さんがたどり着いたのは教師以外の世界に飛び込むことだった。しかし…。

鈴木さん 「いくつか応募してみたんですが、次々と落ちるんですよね」

 履歴書を送るものの、採用してもらえない日々が続いたという。そんな鈴木さんに朗報が。それが、大阪・関西万博の警備員の仕事だった。静岡を離れ、6カ月間働いていたという鈴木さん。その時に知り合った仲間から勧められたのがリゾートバイトだったという。

鈴木さん 「(Q.挑戦してみてどうだったか?)新しい人たちと出会ったり、やったことのない仕事に携わったりというのがとっても新鮮で良いですね」

 そんな鈴木さんに36年間連れ添ってきた、妻の佐和子さん(62)は…。

「もう大賛成でしたね。どんな仕事でも三十何年一つのことを続けるというのは本当に大変なことだと思いますので、口には出せないようなこともあったと思うんですけれども、これからは遠慮とかそういったことなく、自分の気持ちの向くままにやりたいことをやってくれればいいかな」

鈴木さん 「家族に否定的なことを言われたらちょっとなかなか踏み切れなかったかもしれないですけども、本当に気持ちよく背中を押してくれていた」

 そんな鈴木さん。新たな「夢」があるという。

鈴木さん 「妻の今の仕事が一段落ついて、一緒にリゾートバイトやろうかということであれば楽しいかなと思いますね」

■老後にやりたいことは?

 定年後の選択肢としてリゾートバイトに挑戦している鈴木さんだったが、50代から60代の人たちに聞いた、こんなデータがある。

 「老後にやりたいことは?」というアンケートによると、1位は「英会話」や「家庭菜園」などの趣味や娯楽。2位は「ウォーキング」など運動・体づくり。3位は「実家の片づけ」「保険などの契約を整理」といった生前整理や終活がランクインした。ちなみに、4位は仕事を続けるとなっている。

(2026年1月24日放送分より)

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