18日夜、佐世保市で住宅兼倉庫1棟が全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
付近住民:
「ポットン、ポットン音がする方を見たらこう燃え上がりよったですもん」
18日午後10時20分ごろ、佐世保市俵ヶ浦町で「炎が見える。結構上がっている。何が燃えているか分からない」と、付近にいた釣り人から119番通報がありました。
消防車8台が出動し、火は約2時間半後に消し止められましたが、俵ヶ浦町の無職・佐野クミ子さん93歳が1人で暮らす木造2階建ての住宅兼倉庫1棟、96.4平方メートルが全焼しました。
また、隣接する息子夫婦が住む母屋の雨どいの一部が熱で溶け、掃き出し窓が割れました。焼け跡からは、身元不明の1人の遺体が見つかりました。
佐世保署によりますと、佐野さん(93)の安否が確認出来ていません。
全焼した建物は、1階が主に漁具を保管する倉庫で、2階には寝室やトイレ、洗面台があり、一部は倉庫として使われていました。佐野さんの息子の妻は、「母が寝ている寝室から火が出ていた。寝室には電気ストーブも置いていた」と話しているということです。
警察と消防は、遺体の身元の確認を急ぐとともに、出火原因などを調べています。