Youtube

YouTube

News

ニュース
News
2025/12/3(水) 11:20

エッグショックで「加工卵」注目 粉末、カチカチで安定供給 絶品カルボナーラに

  • #経済

 クリスマスシーズンを前に卵の需要が高まる中、「エッグショック」の水準を上回る最高値を記録する地域が出てきています。そんな中、サラサラの粉末の卵やカチコチに凍らせた卵が注目されています。

■「乾燥卵」にさまざまなメリット

 とろとろの卵と濃厚なチーズの味わいが特徴のパスタの定番メニュー・カルボナーラ。実は、このカルボナーラに“生卵”は使われていないのです。

 長らく「物価の優等生」と言われてきた卵。しかし、最近は「エッグショック」と呼ばれた、おととしの1キロ350円に迫る価格となっています。

 卵を大量に使う飲食店にとっては、死活問題となる卵の高騰。そうした中、こちらの飲食店で大活躍しているのが、常識の殻を破った“ある商品”です。

Cafe Madu AOYAMA 藤原智康シェフ 「冷凍されている粉末の卵黄ですね。乾燥卵黄になります」

 卵を乾燥させて粉末状にした「乾燥卵」。水に溶かすと、通常の卵と同じように使えます。通販サイトで乾燥全卵は1キロ4000円程度で販売されていて、これは一般的なMサイズの卵、およそ80個分に相当します。

 少し割高ですが、乾燥卵にはさまざまなメリットがあります。

「状態も安定して、卵を割ってこしたりという作業手間と置くスペース。衛生面が一番大きい。たまに一個ダメな卵が入っているだけで、その何十個割り入れた中にそれが入っちゃうことによって全部パーなので、ものすごいロスになる。安全に衛生的に安心して使える」

 乾燥卵は最長1年半常温保存することができ、保管スペースをとることもありません。卵の価格変動に左右されにくいことも強みです。

 こちらの店では、乾燥卵のほかに生卵をマイナス18℃の低温で凍らせた「凍結卵」を使ってカルボナーラを提供しています。

 気になるのは、そのお味。番組スタッフが食べてみました。クリーミーで濃厚で、卵のコクがしっかり感じられます。

 藤原シェフは、一般家庭でも乾燥卵の普及が進めば、卵を使った料理やデザートが手軽に作れるようになるのではと話します。

「家庭になると小さな小袋で乾燥卵黄が出るようになれば、普通の卵ご飯にプラスするだけで、すごく濃厚な卵ご飯になるかもしれない。あとプリンとかブリュレとか、家庭でもデザートを作りたいなという時に、すぐに作れるんじゃないかな。卵の味の濃いものが作れるので、いろいろな可能性があって、おもしろいんじゃないかな」

(「グッド!モーニング」2025年12月3日放送分より)

NCC News

長崎の新着一覧

ANN News

全国の新着一覧
サイトマッププライバシーポリシーお問い合わせ

Copyright(C) NCC 長崎文化放送 . All rights reserved.

This programme includes material which is copyright of Reuters Limited and other material which is copyright of Cable News Network LP, LLLP (CNN) and which may be captioned in each text. All rights reserved.