
平戸警察署は21日、20日に平戸市志々伎町で発生したと発表した強盗未遂事件については、通報者が虚偽の申告を行っていたことが判明し、被害事実は存在しないことが確認されたと発表した。
通報者は20代女性。虚偽申告は、「男が刃物を持って自宅玄関をノックし、開けると『金を出せ』と脅された。『金は持っていない』と答えると、別の男の軽乗用車で逃走した。刃物男は40代くらいで身長約160センチ、黒のニット帽に白いマスク、黒のサングラス、黒の長袖、紺色の長ズボン姿。逃走に使った車はシルバーの軽乗用車だった。別の男は身長約150センチだった」などの内容。
平戸市は20日、離島を除く市内の小学校13校と、中学校6校の下校時間を早め、保護者に迎えを依頼するなどの対応を取った。
児童の保護者は「犯人が捕まらない限り夜も眠れない。心配」など話していた。
平戸署は付近住民への聞き取りや防犯カメラ映像の解析を進め、周辺住民に不要な外出を控えるよう呼びかけていた。