日本政府はこの状況をどう打開するのでしょうか。
中国側がG20での首脳会談を否定するなか、木原官房長官は、中国との対話について「日本側はオープンだ」と強調しました。
木原官房長官 「日中間の様々な対話を行うことについて、日本側はオープンな姿勢であるということは申し上げておきます」
日本側としてはまずは18日の協議で中国の温度感を見定めたうえで、今後の対応方針を検討する考えです。
また、政府は18日、中国にある日本人学校などに対し、安全確保を徹底するよう注意喚起の通知を出す方針です。
立憲民主党 重徳衆院議員 「事態の打開にあたっての展望をお答えいただきたい」
茂木外務大臣 「人的交流を一部制限する形でありますが、政府としてそういった影響がどうなっているのか見極めながら、引き続き状況を注視して適切な対応を取ってまいりたい」
また、小泉防衛大臣は一連の中国側の反応について、首脳間で確認した「建設的かつ安定的な関係の構築といった大きな方向性と相いれない」と批判しました。
総理側近は「ある程度の長期戦を覚悟している」と話し、関係改善には時間がかかるとの認識を示しています。