
不正に親族を扶養に入れて住民税の還付金などをだまし取った疑いで埼玉県所沢市の元職員が書類送検されました。
所沢市の元職員・田中海斗被告(31)はおととし3月以降、扶養していない親族を扶養申告し、住民税の還付や保育料の減額を受けた詐欺などの疑いで書類送検されました。
警察によりますと、田中被告は延べ40人の親族を扶養申告し、約200万円をだまし取ったということです。
田中被告は過去に市の市民税課に勤務していて、「保育料が高いと感じたので安くするために扶養を増やす方法を考えた」と話しているということです。
田中被告は、これまでに市役所のパソコンから親族14人のマイナンバー情報を集めたとして逮捕・起訴されています。