千葉連続闇バイト強盗事件　実行役に懲役16年　千葉地裁「暴行態様は拷問に近い」

　千葉県内で2日連続で発生した闇バイトによる強盗事件で、実行役の22歳の男に懲役16年の判決が言い渡されました。

　高梨謙吾被告は去年10月、白井市と市川市の住宅に侵入し住人の女性らに暴行を加え、現金や車などを奪った強盗致傷などの罪に問われています。

　千葉地裁は判決で、「被害者らが痛みで泣き叫ぶ様子を目の当たりにしてもなお、躊躇（ちゅうちょ）することなく執拗（しつよう）に行っており、その暴行態様は拷問に近いものであった」と指摘しました。

　また、闇バイトに応募し「金欲しさからさしたる躊躇もなく指示役の指示に従い、主体的に実行犯として関与した刑事責任は重大である」として懲役16年を言い渡しました。