マンションの管理組合の修繕積立金などおよそ3600万円を横領したとして、管理組合の会計担当の理事だった68歳の男が逮捕されました。男は金を仮想通貨に使ったということです。
横浜市緑区の自営業・井上秀一容疑者(68)は去年10月から12月までの間、修繕積立金などが預けられていた管理組合の口座から、38回にわたり、およそ3600万円を引き出し横領した疑いが持たれています。
警察によりますと、井上容疑者は去年4月からこのマンションの管理組合の会計担当理事で、通帳などを管理していたということです。
去年10月から2日に1回ほどのペースで1回あたり100万円ほどを引き出していました。
去年12月末に、毎月引き落とされる共用部の清掃代など、およそ20万円の費用が、口座の残高不足によって引き出せなかったことから事件が発覚しました。
取り調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めていて、「金はすべて仮想通貨に使ってしまった」と話をしているということです。