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2025/8/31(日) 11:47

8月最後の週末 40℃超の酷暑 東京都心、今年一番の暑さ38℃超

  • #社会

 8月最後の週末は、40℃を超える猛烈な暑さとなりました。閉山まで残り2週間を切った富士山には、駆け込みの登山客が多く訪れていました。

■踊り手も観客も熱気

 夜空に大輪の花を咲かせる花火。極彩色に彩られるたび会場は熱気にあふれました。

 30日に猛暑のなか、情熱的な音楽とダンスで盛り上がったのは浅草サンバカーニバル。観客の熱気もさることながら、まだ夏は終わらないとばかりに東京都心では今年最高の38.5℃を記録しました。

 サーモカメラで観客の様子を見ると、直射日光が当たる頭付近は白くなり、40℃近い温度になっているのが分かります。

 暑いのは踊り続けるダンサーも同じです。

ダンサー 「いつもに比べて、すごい暑かったですね。ひたすら暑いです」

 全国の猛暑日地点は24日ぶりに200地点を超えました。まさに息苦しいほどの酷暑。日本で一番暑かった三重県桑名市では、観測史上1位を更新する最高気温40.5℃を記録しました。

 今年最高となる39.1℃を記録した名古屋では、日本最大級の踊りの祭典「にっぽんど真ん中祭り」、通称“どまつり”が開催されました。

 会場では演舞が披露され、去年は観客230万人を記録したどまつり。最高気温40℃が予想される31日も行われます。

■涼を求め殺到 東京より-7℃「扇風機いらない」

 列島全体がサウナの中にいるような状態。そんななか「涼」を求める人々が集まったのは、関東一涼しい街といわれる千葉県勝浦市です。勝浦沿岸は水深が深く、冷たい海水が黒潮などでかくはんされ海水温が低く保たれます。そこに海から吹き付け、冷やされた風が陸地に届くため、涼しい気候になります。

 地元の旬の食材が並ぶ有名な朝市には多くの人が訪れていました。涼しい街のうわさを聞きつけて観光客も増えています。駐車場には県外ナンバーの車が並んでいました。

 地元で生活する人は、勝浦の快適さについてこのように話します。

勝浦朝市 塩田和彦副会長 「『風が涼しいから扇風機いらないよ』とか『何かかけないと腹が冷えちゃう』とか言ってね。そういう方もいらっしゃいますので」

 30日、勝浦の最高気温は東京より7℃近く低い31.7℃でした。そんな快適な勝浦の海で遊べる施設も8月いっぱいで終了です。水上アスレチックや巨大滑り台が人気の「勝浦ウォーターアイランド」は多くの家族連れでにぎわっていました。

 今年、最後の海を満喫した人たちは…。

東京から来た客 「最後に涼しい所というか、海でも行ってみようかみたいなことで」 「最高です」

千葉・印西市から来た客 「子どもたち楽しんだのでよかったかな」 「楽しかった」

埼玉から来た客 「(Q.どうですか、最後に海に来られて?)めっちゃうれしいです」

■富士山に駆け込み登山客 1000人に軽装指導 9割外国人

 取材班は、夏山登山シーズン終盤の富士山へ。富士山の閉山までは、残り10日ほど。駆け込み客も多く見られました。

20代カップル 「前々から行きたいと話していて」 「私が2回目です」 「僕、初めてです」 「(以前は)天気が悪くて(ご来光が)見られなかったので、今年はリベンジしたい」

 こちらは、30日が特別な日だといいます。

愛知県から来た親子 「結婚記念日なんですけど主人を置いてきました。代わりに息子と」 「(Q.ご来光は?)楽しみ」

 一方こちらは、ご来光を拝めたというアメリカ人6人家族。

「(Q.なぜきょうは富士山に登ったんですか?)家族でやりたいことリストに富士山登山が載っていた」 「2回目は家族みんなで登りたかった」 「(Q.ご来光はどうだった?)夢のようだった。かなりクールだった」

 外国人登山客が増えるなか、今年対策を強化したのは軽装登山です。

山梨県富士山観光 振興グループの職員 「Tシャツ、短パン、サンダルで登るとかそういったような“軽装登山”、今までもすごく課題になっていたということで今年その対策を強化した」

 今シーズン指導を行った人数は988人。9割が外国人だといいます。

 熟練の登山者からはこんな指摘もありました。

登山14回目の男性 「そこ(登山口)を抜けてから着替えるなど、靴をバッグの中に入れて、わざわざビーチサンダルで歩いている」

 富士山頂は、夏場でも最低気温が5℃以下になるため、軽装での登山は命の危険もあります。

 不測の事態に備えるため5合目には救護所があり、看護師が常駐しています。

50代男性 「8合目を降りている時に砂利の坂道を転んだ。このままほっておいたら、まずい?」

看護師 「破傷風とかのリスクがある。抗菌などのお薬を塗ったほうがいい」

 男性は、けがをした親指の応急処置をしてもらい下山しました。30日は5人が救護所を訪れましたが全員軽症でした。

 5合目で出会ったカップルは、30日午後7時、無事8合目の山小屋に到着。そして迎えた31日午前5時過ぎの映像が届きました。

■大曲の花火 有料10万席は完売

 夏休み最後を彩ったのはこちらも。30日行われた日本三大花火大会の一つ、大曲の花火大会。しかし、30日早朝にはブルーシートで覆った花火の筒にも雨が打ち付けます。開催が危ぶまれましたが、その後天気は急速に回復。

 午後4時すぎ、観客は一斉に花火会場へ。およそ10万人分の有料観覧席はすでに完売。打ち上げの瞬間を固唾を飲んで見守ります。そしておよそ1万8000発が打ち上げられ、圧巻は10号玉100連発のフィナーレ。

 観覧客は、花火に魅了され過ぎゆく夏を惜しみました。

(「グッド!モーニング」2025年8月31日放送分より)

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