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2025/8/30(土) 22:30

「水鉄砲の水が温かくて…」“夏休み最後の週末”なのに東京で今季最高気温

  • #社会

8月も明日で終わるというのに、都心では今季最高気温を更新しました。一方、東北では大雨も。“夏休み最後の週末”を楽しむ人々が、天気に翻弄されました。(8月30日サタデーステーションOA)

■東京で今年一番の暑さ 7年ぶり38℃超

報告・仁科健吾アナウンサー(午後7時ごろ 東京・中央区) 「この時間風が出てきたんですが、生ぬるく息苦しい暑さが続いています。かなり多くの方が踊ってらっしゃいます」

都心のビルに囲まれた広場で行われていたのは盆踊り。午後7時になっても31.2℃と気温が下がらない中、浴衣姿で踊る人たちの姿がありました。

参加者 「(盆踊りの)熱気と東京の暑さでめちゃくちゃ暑い」 参加者 「体動かしているし(人が)ギュウギュウだったから結構暑かった」

その東京都心では日中、38.5℃を観測し今年一番の暑さに。38℃を超えたのは7年ぶりのことです。

報告・仁科健吾アナウンサー(午後2時ごろ 東京・江東区) 「いま水遊びのゲームがスタートしました!子どもたちが一斉に走っていきます!」

屋外のイベント会場で始まったのは“ウォーターサバイバルゲーム”です。夏の間、なかなか外で遊べない子どもたちのためにと開かれた水のイベントでしたが、この高い気温に参加者からは。

参加者 「(Qやってみてどうだった)意外と水鉄砲の水が温かくてあまり涼しくなかった」

会場での熱中症対策について、主催者に話しを聞いていると。

東京建物・新規事業開発部 福山昂助さん(午後3時半ごろ 東京・江東区有明) 「こちらが塩飴になるんですが熱中症…(計測器の音が鳴る)」

熱中症への警戒を知らせる音が鳴り響きます。

東京建物・新規事業開発部 福山昂助さん(午後3時半ごろ 東京・江東区有明) 「アラート(音)が出たらみなさんに対して飴の配布や水分補給をお願いして、イベントを進めさせて頂いている状況」

この暑さに、全国の猛暑日地点も29日から倍増し231地点となりました。三重県の桑名では観測史上最も暑い40.5℃を観測。関東や東海地方で、8月下旬に40℃を超えるのも観測史上初めてのことです。

■“夏休み最後の週末”レジャーに異変

この夏休みに大きな変化があった場所がありました。

報告・鈴木闘匠ディレクター 「こちら屋内遊戯施設なんですが、大勢のお客さんで賑わっています」

高さ約12m、日本最大級のネット遊具や、1周約200mを走るミニSLなどがある、東京・日野市の屋内アスレチック施設。

利用客 「きょうは屋内じゃないと無理だなって」 利用客 「何回か来たことがあって、子どもたちも思い切り遊べるので、きょう誘ってきました」

この施設の外には、タワー型アスレチックが併設されています。31日までの夏休み期間中は、朝と夕方に1時間ずつ営業時間を延ばし、正午から約2時間は休憩にするなどの対応を取っていますが、やはり屋内施設が人気に。夏休み期間の利用客は1日平均800人。去年と比べると、100人ほど増えているといいます。

京王あそびの森HUGHUG 柳川克己館長 「嬉しい誤算となっております。リピーターの方もより楽しんでもらえるよう、いろいろ内容を考えていきたい」

■酷暑でもコメ稲刈りに家族連れ

この炎天下で、あえて外で過ごす人たちもいました。この日の最高気温は38.8℃。

報告・四宮謙太郎ディレクター 「すでに強い日差しが照りつけているんですが、こちらでは多くの方が稲刈りをしていますね」

埼玉県加須市で賑わっていたのは稲刈り体験。費用は1区画あたり年間5000円で、25キロほどの「コシヒカリ」が収穫可能。5キロあたりおよそ1000円。つまり、現在の4分の1ほどの値段でコメを入手できることになります。さいたま市から家族4人で参加した奥田さん。

娘「暑い!やめる」 奥田さん「やめんの?もう飽きた?」

実は5月の田植えの時にも…

(5月の田植え時) 娘「やだ!着替えたい、着替えたい、着替えたい」 母「まだあるよ!」 息子「パス!」

子どもたちが次々と離脱し、気付けば奥田さん一人に…

奥田さん(5月の田植え時) 「まあ最初からある意味予想できていましたね」

今回は休憩をはさみつつ、家族みんなで「稲架掛け」までやり切りました。来月、脱穀をしてから持ち帰る予定です。

稲刈りに参加した奥田さん 「本当にお米になるタイミングで、どれくらい出来るのか楽しみです」

■東北で大雨「大曲の花火」開催は

報告・内田吾郎ディレクター 「激しい横殴りの雨が降っています。とても花火がきょう上がるような天気とは思えません」

秋田県大仙市では、日本三大花火大会の一つ「大曲の花火」の当日を迎えましたが、低気圧や前線の影響で、強い雨に見舞われていました。会場周辺で、テントが倒れないよう支えていたのは、岩手県から来た人たち。有料席は確保してあり、前日から、知人の所有する空き地でテント泊をしているといいますが、干物を焼くどころではありません。

岩手から来てテント泊した人 「すごい雨の音でびっくりしましたけど(開催を)祈ります」

例年60万人が訪れる「大曲の花火」。全国28の花火業者がその腕を競い合うため、花火師たちにとっても、特別な大会です。花火師になって16年目の今野さん。

響屋大曲煙火 打上演出部 今野祥 部長(38) 「僕が今まで経験している中で、8割ぐらいはあまり天気が良くない」

■相次ぐ天候不良に花火玉改良も

実は3年前、とても悔しい思いをしていました。

今野さん担当の花火を見る人 「うわ見えない…あーもったいない」 「最悪やん」

響屋大曲煙火 打上演出部 今野祥 部長(38) 「うちのプログラム時間(の前後)だけ、雲が下に降りてきて、(花火が)クリアに見えなかった」

今野さんが担当した2発の花火は、雲に隠れ、まさかの「審査不能」に。この直後から新たな研究に着手。構想に3年、製造に4か月をかけた花火玉が今年ついに完成しました。

響屋大曲煙火 打上演出部 今野祥 部長(38) 「限界に挑戦した玉。雲に隠れても光がわかる発色をする玉を作らないと、と思っていろいろ研究した」

従来よりも強い光を放つ火薬を開発し、雨でも雲でも咲き誇るよう、「紫陽花(あじさい)」と名付けました。

響屋大曲煙火 打上演出部 今野祥 部長(38) 「水分を含んだ糊剤を使っているので、乾燥させないと玉の開きに影響しちゃう。ギリギリまで入れておきます」

大会当日の朝まで乾燥室で保管。満を持して、打ち上げ現場に搬入しました。

響屋大曲煙火 打上演出部 今野祥 部長(38) 「見ていただけるお客様が、少しでも楽しかったとか笑顔になってもらえたら嬉しい」

■車庫の上に約30万円の「やぐら」

その後も強い雨が降るなど、不安定な天気の中、自宅の車庫の上に建てられた“やぐら”。知り合いの業者にお願いして、費用は30万円ほどといいます。

花火用の“やぐら”を建てた人 「元々毎年会場の方に行ってたんだけど、奥さんが体を壊してしまって、会場の方まで足を運べなくなってしまったので、家から見た方がいいかなということで…」

近所の人たちと15人ほどで見る予定だといいます。

■夜空に咲き誇った「虹色の紫陽花」

そして午後7時前、心配された天気も回復し、大曲の花火がスタートしました。オープニングを飾るのは、大迫力の「ナイアガラ」。その上に、無数の花火が打ちあがります。花火大会が始まって、およそ30分後、いよいよ、今野さんが担当した花火が打ち上げられます。まずは「最高難度」とされる五重芯です。五重の円が夜空に広がり、去年と比べると、光の強さの違いは一目瞭然。次に上がったのが「虹色の紫陽花」です。大輪の紫陽花が、秋田の夜空に咲き誇ります。最後は「創造花火」です。2分30秒のうちに、「紫陽花」も交えた計250発の花火が上がりました。

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