「重大な誤報」　読売新聞がおわび記事を掲載

　読売新聞は「日本維新の会」の池下卓衆議院議員の公設秘書について、国から秘書給与を不正に受給した疑いがあるとする記事は誤報だったとして、28日の朝刊でおわびの記事を掲載しました。

　読売新聞は27日の朝刊で、「日本維新の会」の池下議員が採用していた公設秘書2人について国から秘書給与を不正に受給した疑いで東京地検特捜部が捜査していると報じました。

　しかし、28日の朝刊で「取材の過程で池下議員と石井議員を取り違えてしまいました。捜査の対象を誤った記事を掲載することになり、正確な報道が求められる新聞社として、あってはならない重大な誤報だったと考えています」という記事を掲載しました。

　そのうえで「記事を訂正し、池下議員及び関係者の皆様に深くおわび致します」としています。

　記事を巡っては、池下議員は「事実無根」と否定していて、27日、読売新聞・東京本社の編集局局次長らが池下議員の事務所を訪れ、直接謝罪していました。