両陛下が硫黄島出身者と懇談　静養先の那須御用邸で

　天皇皇后両陛下は26日、栃木県の那須御用邸で静養に入りました。那須では、4月にお二人で訪問した戦争末期の激戦地・硫黄島の出身者と懇談されました。

　両陛下は午後6時ごろ、静養先の那須御用邸で、戦前の硫黄島出身の90代の女性と面会されました。

　女性は硫黄島から強制的に疎開させられ、戦後、那須町を開拓するなどしました。

　皇后さまは当時のことを「覚えていらっしゃいますか」と、天皇陛下は「辛い思いをなさいましたね」などと声を掛けられていました。

　両陛下は今年4月、戦後80年にあたり硫黄島を訪れ、戦没者を慰霊されました。