偽造免許証で口座開設か 警視庁巡査部長を逮捕　口座を売却　詐欺の被害金振込みか

　警視庁築地警察署の男性巡査部長が偽造の運転免許証を使って銀行口座を不正に開設したとして逮捕されました。

　築地警察署・地域課の米川和行巡査部長（40）は5月、偽造した運転免許証を使って銀行口座を不正に開設した疑いが持たれています。

　警視庁によりますと、米川容疑者はSNSで知り合った人物に免許証の偽造を依頼し、開設した口座を数件売り渡していました。

　その口座の一部には2カ月間で約180回にわたり、詐欺の被害金とみられる7000万円が振り込まれていたということです。

　米川容疑者はギャンブルなどで金に困っていたとみられ、取り調べに対して「何も弁解することはありません」と容疑を認めています。

　警視庁は「都民、国民の皆さまの信頼を著しく損なうものであり、深くおわび申し上げます」としています。