都内でクマに襲われけが　北海道では中学校で“発砲”

　クマが東京都内に現れ、男性が襲われました。

　クマが現れたのは、23日午後4時半ごろ。渓流釣りをしていた50代の男性がクマに襲われ、病院に運ばれました。顔にけがをしましたが、命に別状はないということです。

　現場は東京・奥多摩町。数日前には隣接する青梅市でも駐車場を走るクマが目撃されています。

　人里近くに現れるクマ。北海道初山別村では、中学校に現れ、ハンターが発砲する事態に。

　最初にヒグマが姿を現したのは20日。中庭をゆっくりと歩き回っている様子を学校職員が発見。その翌日には中学校近くの山のふもとで目撃。そして23日、中学校のすぐ隣にあるお寺でも…。

　クマはお墓のまわりを、何かを探し回るように歩き回ります。

真秀寺　住職　菊井真証さん 「（墓に）お供え物はほとんどありませんでした。それ（お供え物）を狙ってきているとは考えにくかった」

　そのおよそ2時間後。同じ個体とみられるクマが中学校の中庭に姿を現し、ハンターが発砲。1度倒れた後、すぐに立ち上がり、そのまま山の方向に逃げ込んだということです。クマは現在も見つかっていません。

真秀寺　住職　菊井真証さん 「手負いになると気性も荒くなる。人を襲うことも出てくるのかなという不安はありますが、自分たちなりには（戸締まりなど）考えている」