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2025/8/24(日) 23:30

猛暑が変えた「夏祭り」 山車に看護師&人工雪の新対策も…“熱中症”続々と搬送

  • #社会

きょう東京都心は37.3℃まで気温が上がり、今年、都心で観測された最高気温を更新しました。そんな“猛暑”が当たり前になる中、「夏祭り」も時代に合わせて、あの手この手の熱中症対策で変わろうとしています。 ■「熱中症」で救急搬送 緊迫の現場

8月後半にも関わらず、今年一番の暑さになった東京都心。これで7日連続の猛暑日です。 江戸川区の森山記念病院では… (西野毅ディレクター)「午後2時です。1台の救急車が病院へ到着しました。中から熱中症疑いの患者さんが降りてきました。女性の方の様です。」 炎天下に道路でふらついているところを発見され、救急搬送された94歳の女性。 (医師)「今、痛いとか苦しいとか何かあります?」 (患者)「…」 (医師)「手、握ったり開いたりできますか?」 (医師)「大丈夫?暑い?」 (患者)「はい」 (医師)「きょう朝ごはん食べました?」 (患者)「分からない」 (医師)「分からない、覚えてない?」 (森山記念病院 高口麻丹医師)「熱中症だけなのか、熱中症云々の前に何かあって倒れていて、その後熱中症になっているのかみたいな、そこがわからないので、この後出てくる血液検査とかで大きく脱水の所見だったりとか、それに伴って腎臓が悪くなっているとか、そういうのがあればおそらく入院して加療しないと。あと一人暮らしなので、そういう方はお家に戻って、水分取ってくださいって言っても取れないですから。」 東京消防庁などによると、都内で午後3時時点で、すでに51人が熱中症で救急搬送されています。 ■「夏祭り」山車に看護師 降雪機も

危険な暑さが当たり前になりつつある今、変化を求められているのが“夏祭り”です。 (金子友広ディレクター)「日差しがじりじりと照り付ける暑さの中、高崎まつりは多くの人たちで賑わっています。」 23・24日と群馬県高崎市で開催された「高崎まつり」。 「そいや!そいや!そいや!」 山車と神輿が街を練り歩く、夏の風物詩ですが、近年、過酷な暑さが祭りの参加者や観客を苦しめるように。24日の高崎市の最高気温は37.5℃、まつり期間中は、2日連続の猛暑日となりました。 「めっちゃ暑かったですね。塩分とるように、さっきご飯もちゃんと食べて、バテないようにしました。」 危険な暑さの中で、夏祭りをどう安全に運営していくのか。 「山車の後ろには『看護師同行中』という幟が立っています。」 「高崎まつり」では、すべての山車と神輿に看護師が同行し、参加者の体調不良に備えています。 (同行する看護師)「1名ずつ看護師が付く形なんですけれども、参加されている方々の体調管理であったり、必要に応じて応急処置をするのが今回の仕事となっております。」 今年は熱中症対策を大幅に強化。新たにミストシャワーを設置したり、ミスト扇風機を去年の30台から、今年は40台に増やしたり。 「エグっ、これ、気持ちいい。夏を忘れるっす。」 さらに…会場内に雪まで降らせています。去年から導入した人工降雪マシーンです。 「気持ちいい!」 真夏の雪を、手のひらですくう子がいれば。傘を裏返しにして、大量の雪を集めようとする子も。中には、涼しいを通り越して、震え出す子まで。 「つめたーい。」 (高崎市観光課 松田和也課長)「とにかく熱中症の対策、安全対策をしっかりやろうということで、昨年よりですね、氷を砕いて雪を降らすスノーマシーンを3台から5台に増やしました。できる限り知恵を出してお祭りやっていくっていうことが大事かなと思っています」 暑さ対策のあの手この手ですが、子どもたちとっては、それも祭りの楽しみの1つになっていました。暑さを和らげるため、消防団員が道路に向けて散水します。そこにも―。 (金子友広ディレクター)「ホースを向ける先には、子どもたちが集まり、水浴びを楽しんでいます。」 ■万全対策も…“熱中症”続々と搬送

徹底した猛暑対策を実施していますが、それでも、あまりの暑さに―。 「80歳女性。熱中症疑い。意識レベルどうですか。」 会場内4カ所に設けられた救護所には、体調を崩した人が、次々とやってきました。 (医師)「朝から具合悪くなかった?きょうは?まわりに具合が悪い人とかいなかった?」 こちらの女性は意識が朦朧として、体に力が入らなくなったと言います。 (医師)「脈をとりますね。」 (医師)「休んでもらって落ち着けばいいと思いますのでね。」 救護所で手当てを受けた人は69人に上りました。 (医師)「熱中症の症状の方がほとんどですけど、もともと背景に体調が悪かったとか、そういう方が混ざっている感じがしますので、無理せず来てほしいなというところですね。」 ■“400万円”改築も…家財「全部ダメ」

3日前、記録的大雨に見舞われた鹿児島県南さつま市。30℃超えの暑さの中、片付け作業が追われていました。 自宅が床上浸水した松山さん。家族の思い出の写真も泥にまみれました。 1m以上、水が来たといいます。 (松山嘉名人さん(38))「これが台所ですね。」 Q.これ冷蔵庫? 「冷蔵庫、横倒しになっています」 1年半前に400万円かけてリフォームしたばかり。 (松山嘉名人さん(38))「全部だめになっちゃって…」 家財道具もすべて水に浸かりました。 (松山嘉名人さん(38))「ここはもう引き払う感じになるかなと。また雨が降ればまた浸かるから…」 大雨でコメ作りにも打撃が。これは台風当日の映像。川の水があふれ、田んぼに流れ込んでいます。コメ農家の竹ノ内さんとその場所に向かうと… Q.すごいですね。もう道路が全部なくなっちゃっていますね。 (竹ノ内文敏さん(68))「もう寸断されていますね。」 土砂崩れが起き、道路が寸断されていました。さらに、その土砂は稲刈り前の田んぼにまで…心配するのは、今後の雨です。 (竹ノ内文敏さん(68))「大雨がまた降って、そこが決壊していますので、水が溢れてきた時にまた浸水したりですね、土砂が流れ込んできたら、収穫の方が厳しくなりますね。」 今後も不安定な天気が続く一方、東日本と西日本はともに、この先も35℃以上の猛暑日が続く予想で、熱中症に注意が必要です。 8月24日『有働Times』より

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