水戸市の中心部で通行人6人が刃物で切り付けられてけがをした事件で、48歳の男が殺人未遂の疑いで再逮捕されました。
塩原弘和容疑者は先月28日、水戸市内の路上で通行人の70代女性の頭や左手を刃が長いのが特徴の「マシェットナイフ」と呼ばれるナイフで複数回切り付けて殺害しようとした疑いが持たれています。
女性は頭の骨を折るなどの重傷で、顔や首にも切り傷を負ったということです。
また、塩原容疑者は止めに入った50代男性に対してもマシェットナイフで上半身を切り付けて殺害しようとした疑いも持たれています。
男性は切り付けられたナイフを回避したことで致命傷に至らなかったものの、右手を切るけがです。
警察によりますと、塩原容疑者は凶器のマシェットナイフをおよそ7年前にインターネットで購入したとみられ、「2人とも殺すつもりだった」と容疑を認めているということです。
動機については「自分を揶揄(やゆ)する人たちに反撃するため」といった趣旨の供述をしていて、職業は投資家と自称しているということです。
警察は詳しい動機などを調べています。