“たまねぎ男”韓国元法相が特別赦免　子どもの不正入学巡る“職権乱用”などで服役中

　韓国政府は子どもの不正入学を巡る職権乱用などの罪で服役中のチョ国（チョ・グク）元法相について、日本の恩赦に相当する特別赦免を決めました。

　チョ国氏は韓国の野党「祖国革新党」の前代表で、文在寅（ムン・ジェイン）政権では法相を務めましたが、去年12月に子どもの大学入試に絡む不正事件で懲役2年が確定し、現在は服役中です。

　韓国政府は今月11日の臨時閣議で、チョ氏について日本の恩赦に相当する特別赦免にすることを決定しました。

　チョ氏は確定判決で議員職を剥奪（はくだつ）されていましたが、恩赦によって政治活動を再開できることになります。

　韓国メディアは、チョ氏が再び野党の代表に就任する可能性や、来年6月の地方選でソウル市長や釜山市長に出馬する可能性があると報じています。