豪も表明　パレスチナを国家承認へ　イギリスやフランスなどに続く「世界は待てない」

　オーストラリアのアルバニージー首相が「世界は待てない」として、パレスチナを国家として承認する方針を表明しました。これまでイギリスなどが相次いで承認の意向を示しています。

　11日、オーストラリアのアルバニージー首相は9月に開かれる国連総会でパレスチナを国家として承認する方針を明らかにしました。

　その理由について、オーストラリア政府は「二国家解決こそが地域の人々の平和と安全の基盤であると理解している」としつつも「当事者間でその決議の実施を交渉するのを世界は、もはや待てない」としています。

　オーストラリアは今後、ガザの停戦や人質の解放に貢献していきたいということです。

　これまでフランスやイギリス、カナダなどが9月の国連総会でパレスチナを国家として承認する意向を相次いで示しています。

　ロイター通信によりますと、ニュージーランドのピーターズ外相は今月11日、パレスチナの国家承認を検討していることを明らかにしました。