伊東市長が再び“卒業証書”提出せず　議長怒り「市民軽視している」

　静岡県伊東市の田久保真紀市長が再び卒業証書の提出を拒否しました。

■提出拒否に議長怒り「市民軽視している」

田久保市長（先月7日） 「私は東洋大学を卒業しておりませんでした。除籍となっております。必要な手続きを終えましたら、速やかに辞任をいたしたい」

　辞職表明から一転、驚きの続投宣言。

田久保市長（先月31日） 「私に与えられた使命。私の全身全霊を傾けて実現してまいりたい」

　市議会側は田久保市長が一度拒否した百条委員会への出頭と、議員にチラ見せした卒業証書の提出を再び請求。提出期限を8日に設定していました。

　田久保市長は8日、午前9時ごろに登庁しました。

田久保市長 「失礼いたします」 伊東市議会　中島弘道議長 「きょうはしっかりお持ちいただけましたか？」 田久保市長 「提出期限になりましたので提出にまいりました。中のほうを…」 中島議長 「以前の回答書は正当な理由になっていませんよ。以前の回答書は正当な理由ではないですよ」 田久保市長 「中のほうに記載がございますので、中をしっかり確認のうえ、よろしくお願いします」 中島議長 「すぐに開封させていただいていいですか」 田久保市長 「どうぞ」

　滞在時間はわずか30秒余り。

田久保市長 「向こうに書類がございますので、開封を議長が今なさってますので、議長のほうから聞いていただければと思います」

中島議長 「今回は記録の提出の拒否ということで、拒否の理由は前回と同じ」 「（Q.卒業証書とされる文書は提出しない？）そうですね。記録の提出の拒否という回答がきた。本当にこれは百条委員会、また市議会を軽視すること。ひいては市民を軽視していることにつながっていく。できるだけ早いスケジュールで不信任決議案を出すように持っていきたい」

（「グッド！モーニング」2025年8月9日放送分より）